中央区役所だより 第367号(令和4年7月17日) 1ページ
最終更新日:2022年7月17日
夏だ! 楽しく学ぼう!
もうすぐ始まる夏休み。遊びだけではなく、家や外で楽しく学んで知識を深めてみませんか?
誌面で学ぶ社会科見学 水理実験場に潜入!
Q 水理実験場って?
新潟港湾空港技術調査事務所(入船町4-3778)
港づくりの計画や、港湾施設の設計に必要な実験を行う施設です。区内にあるこの施設は、建物内の面積が約4,000平方メートルもあり、国内最大級の大きさです。
Q どんな実験をしているの?
水理実験の一例を紹介します。
静穏度実験(せいおんどじっけん)
港全体の模型を平面水槽内で再現し、港に入ってくる波を小さくするには防波堤をどこに作るべきか調べます。
Q 区だより担当が見学!
音が鳴る砂「鳴り砂」ってなに?
「石英」という硬い粒を多く含む砂がこすれあって音が鳴ります。普通の砂は石英以外のものがたくさん入っているため、あまり音は鳴りません。県内各地の海岸の砂と「鳴り砂」の音の鳴り方を聞き比べます。
見学レポート
砂を棒で強く押すとキュッキュッと音が鳴りました。砂の種類によって音が変わるところに面白さを感じました。市内にも昔は鳴り砂の海岸があったそうです。
液状化現象のしくみを学ぶ!
通常地面の土の粒子はしっかりとくっつき、隙間に水や空気が入っていますが、地震により土の粒子が離れてしまいます。粒子が離れることで地面が液状になり、重い建物は沈み、軽いマンホールは浮きます。この現象を、水と砂、1センチメートルの球状のプラスチック(重り)を入れたペットボトルで実験。
見学レポート
ペットボトルを少し振ると簡単に重りが浮いてきました。液状化を分かりやすく知ることができたと同時に、一瞬で地面が動いてしまう怖さを実感しました。
Q 海の波はどうしてできる?
海で波ができる理由は、地震や噴火、船の航行などさまざまですが、ほとんどが海面に吹く風の影響です。海に風が吹き海面が乱れることでできるばらばらな形の波を風波といいます。風波が風のない場所に伝わっていくと、うねりと呼ばれる形に変化します。風のない日でも、海岸には波が打ち寄せていますが、これは遠くから連なってきたうねりです。
地震や台風のように大きなエネルギーが加わると、波の力も大きくなります。地震による津波はとても長いうねりです。海底が浅いと新幹線の2倍以上の速さになることもあります。台風が発生すると、低気圧により海面が持ち上げられたり、強い風により波が吹きよせられ海面が異常に高くなる高潮という現象が起こります。
Q 波についてもっと知りたい!
団体向けに「水理実験場見学会」を実施しています。毎年夏には「水理実験場一般公開」も開催。詳細は、ホームページにてお知らせ
問い合わせ 同事務所(電話:025-222-6115)
(参考:「みなとづくりを支える水理実験場」「海の現象を解き明かす水理実験場」)
豪商の邸宅でものづくり 旧齋藤家別邸で夏休みの自由課題!
みなとまち新潟の繁栄を物語る文化遺産・旧齋藤家別邸で、夏休みに楽しく体験できる講座を開催します。作品は持ち帰ることができますので、自由課題にも最適です。歴史ある邸宅で、ものづくりを楽しんでみませんか。
※小学生は保護者同伴。各講座参加費とは別に入館料が必要(小学生・中学生は無料)。
申し込み 電話で同施設(電話:025-210-8350)へ ※電話受付は午前9時30分から。
型染め手ぬぐいづくり 7月23日(土曜)
時間
- 午前10時から11時30分
- 午後1時30分から3時
内容 同施設の植物や生き物を模した型を使って、オリジナル手ぬぐいを作る
対象・定員 小学生・中学生各回5組
参加費 1人1,000円
持ち物 エプロン
水引づくり 7月30日(土曜)
時間
- 午前10時から11時
- 午後1時から2時
- 午後3時から4時
内容 様々な色の水引紐を使って猫やセミなどを模した水引作品を作る
対象・定員 小学生・中学生各回3組
参加費 1人500円
持ち物 はさみ
いつでもどこでも読書を楽しもう! にいがた市電子図書館
図書館に行かなくても電子書籍が借りられるサービスが始まっています。約3,000点の電子書籍をパソコンやスマートフォンで読むことができます。家やお出かけ先にいながら、気軽に借りてその場で読書を楽しんでみませんか。
問い合わせ 中央図書館(電話:025-246-7700)
利用対象 市内在住・在勤・在学の人
※市の図書館の貸出カードとパスワード必須。持っていない人は図書館で登録が必要。
貸出期間 2週間(3点までの貸し出し)
※貸出期間終了と同時に自動で返却。
アクセス方法 図書館のホームページ内「にいがた市電子図書館」のバナーをクリック