中央区自治協議会だより 第33号(令和6年9月1日) 3ページ
最終更新日:2024年9月1日
自治協議会とは?
住民と区役所が協働してまちづくりに取り組むため、地域などから選出された委員により、地域課題の解決や情報の共有などに努めています。
今、どんな活動をしているの?
部会シリーズ(2)
中央区区ビジョン基本方針の「目指す区のすがた」の4つの柱に基づいた分野ごとに、地域課題の解決に向けて専門部会は活動しています。
第1部会 「にいがた推しメシプロジェクト in 古町・本町」を進行中
分野 賑わい創出・交流人口など
古町・本町エリアの交流人口の増加を図るため、同エリアの飲食店イチ推しメニューをインスタグラムでPRするプロジェクトを企画。参加店の情報を、公式インスタグラムで発信しています。
インスタグラム投稿イメージ
第2部会 避難所運営をテーマに講演会・ワークショップを計画中
分野 福祉・防災など
能登半島地震の経験を教訓としていかし、「地震発生初期からの避難所運営の在り方」についての講演会と参加者によるワークショップを11月に開催します。
能登半島地震の被害
第3部会 鳥屋野潟の活用イメージ図を作成中
分野 水辺・緑化
「鳥屋野潟に市民が憩える水辺空間の創出」を部会の方針とし、水際に展望施設やカフェを設置するなどの、水辺を楽しめる具体策とその実現方法について検討しています。
活用イメージ案(提供 荒井隆二さん)
第4部会 若者向けに老舗飲食店紹介リーフレットを作成中
分野 歴史・文化・産業など
食文化や歴史に注目し、区内の老舗飲食店に長く続けていく秘訣などについて学生と連携して取材をしました。取材内容を基に、若者をターゲットにした老舗紹介リーフレットを作成しています。
取材のようす
身近な地域課題 自治会やボランティア活動を気持ちよく行うには?
自治協議会では委員自ら討議テーマを提案し、意見交換や勉強会を行っています。その様子を一部紹介します。
上之山委員による「スマート自治会」の事例紹介
(令和6年2月22日 自治協議会 全体会議)
上之山委員
女池西自治会と上山コミュニティ協議会の役員の担い手不足を解消するため、運営方法を抜本的に見直すことで、地域や時代の変化に対応した運営を行う「スマート自治会」に取り組んでいます。
スマート自治会は、「賢い」「スマートフォンなどITを活用する」という意味を込めて名付けました。
スマート自治会の具体例
- 現金の扱いを減らし、銀行振込を利用
- LINEアプリでの連絡や二次元コードでの決算書閲覧などITの活用
- 他の自治会との情報交換、地域の事業所との連携
- 集合住宅の会費減免
- 清掃など自治会の活動に対する謝礼の支払い
- やりたい人がやりたい活動をサークルとして立ち上げ、自治会がサポート
- 自治会の法人化と規約の明文化
- 活動はやれる範囲で無理なく楽しくをモットーに
「共助」としての役割を十分に発揮できる自治会を目指すことで、地域の問題解決と、災害時に大きな力になると考えています。
会議資料はこちら
ボランティア活動のより良い環境づくり
(令和6年6月28日 自治協議会 勉強会)
山岸委員
人手不足の昨今、ボランティアの依頼が増え、協力者の負担が大きくなっています。無償のボランティア活動は難しいのでは?
中央区社会福祉協議会 事務局長補佐
渡邊さん
無償のボランティアというと、本人の自発性が重視されたものが思い浮かぶと思いますが、アメリカでは、必ずしも自由意志によらない地域への貢献を指すことも。ただし、活動を継続させるためには、経費を保障していくことも必要です。
一方で、ボランティアには、仲間づくりや達成感など、活動する楽しさもあります。ボランティアのコーディネーターは、気持ちよく活動できる環境づくりを大切にしてほしいと思います。
研修に参加した委員からは「活動の目的がはっきりしていると参加しやすい! 」「楽しく活動できることが一番! 」といった声が寄せられました。