中央区役所だより　第419号（令和6年9月15日）　2ページ

「建物は知っているけど、詳しいガイドは聞いたことがない」、そんな皆さんに、区内にある文化施設の通な見どころを紹介します。

　天寿園(てんじゅえん)は、中国庭園と日本庭園からなる珍しい施設です。
　中国庭園は、北京市による設計・施工で、資材はすべて中国から運んで作られています。8つの風景区から構成され、中国宮廷庭園のさまざまな要素を体験できます。
　日本庭園は、島根県足立美術館と同じ中根金作(なかねきんさく)氏が作庭した、築山林泉式(つきやまりんせんしき)という池と滝が中心の伝統的な造りです。池に浮かぶ「瞑想館」は、建築家・村野藤吾(むらのとうご)氏の作品で蓮の花をイメージして建設されました。天井のステンドグラスが美しく、静寂な空間でやすらぎを感じられます。

双環万寿亭(そうかんまんじゅてい)の色鮮やかな天井装飾は写真映えするおすすめスポット

瞑想館のステンドグラス

開園時間　午前9時から午後5時
休園日　毎月第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※詳細はホームページを確認してください。
所在地　清五郎633
入園料　無料
問い合わせ　同園(電話：025-286-1717)

　「福」という字が逆さに書かれた庭石。倒福(とうふく)と呼ばれ、福気・福運を招くとされる縁起ものです。中国語では、逆さまになるという意味の「倒」と、やってくるという意味の「到」の発音が同じであるため「福が来るように」という願いが込められています。

　影壁(えいへき)の中央の漏窓(ろうそう)は、窓枠を額縁のように見立て、窓枠越しに美しい庭が見えるようデザインされています。漏窓から眺める庭園は独特の味があり、季節だけではなく時間帯でも雰囲気の変わる景色が見どころです。

　えんでこまち歩きでは、10月12日(土曜)に同園を含むコースを開催します。
詳しくは1面を確認してください。

　約2,000個のキャンドルを新潟駅南口中央広場で点灯します。スイーツなどのフードやドリンク販売のほか、アコースティックライブを実施します。温かなキャンドルの光に包まれながらゆったりした時間を過ごしませんか。
日時　9月21日(土曜) 午後5時から8時30分
会場　新潟駅南口中央広場
問い合わせ　同イベント実行委員会事務局(けんと放送内、電話：025-240-2555)

同イベント実行委員会事務局　石田直之さん
　障がい者就労支援のプロジェクトとして平成22年に始まり、キャンドルは障がい者就労支援団体の皆さんが製作しています。また、周辺の商店街組合の方々が飲食ブースを出店したり、ガールスカウトの皆さんがキャンドルを設置したりと、さまざまな団体とともに準備を進めています。今後もイベントを通じてできたつながりを大切にしながら、秋のイベントとして地域に定着できたら嬉しいです。
　当日は、キャンドルの撮影、飲食、ステージの観覧など自由にお楽しみください。

　浜浦小学校区コミュニティ協議会は、地域の小中学校や住民と力を合わせ、平成21年度から地域主体の演奏会を開催しています。今年も浜浦小学校の浜浦シンフォニー器楽部20人と、関屋中学校吹奏楽部52人の演奏が披露されます。

昨年の関屋中吹奏楽部の演奏の様子

昨年の浜浦シンフォニー器楽部の演奏の様子

日時　9月28日(土曜) 午前10時30分から午後0時30分
※受け付けは10時から
会場　日本歯科大学新潟病院講堂(浜浦町1)
※駐車スペースに限りがあります。

　演奏する浜浦シンフォニー器楽部部長の野崎菫(すみれ)さんは、「演奏するチャイコフスキーのセレナーデは、弦楽器が北欧の古時計のように響き、アコーディオンの音とマッチする美しい曲です。他にも楽しい曲を演奏するので期待してください」と話してくれました。また関屋中吹奏楽部は、コンクールで演奏した曲を含め5曲を演奏します。 　浜浦コミ協会長の池田伸一さんは「音楽を通して地域の皆さんが互いに楽しく交流し、つながりを深めてきました。ぜひ大勢の皆さんに聴いていただきたいです」と語ってくれました。

　8月30日に第3回自治協議会を開催しました。会議の資料は、市役所本館1階市政情報室で閲覧できるほか、区ホームページに掲載します。

1. 新潟市国民保護協議会委員の推薦について
2. 委員活動報告
3. 受益者負担に係る各施設の料金改定について

日時　10月25日(金曜) 午後3時から
会場　中央区役所5階　対策室
傍聴者の定員　先着10人
※議題は、市役所本館や中央区役所・東出張所・南出張所に掲示するほか、区ホームページに掲載します。
問い合わせ　地域課(電話：025-223-7023)