新潟水俣病の概要
最終更新日:2025年1月31日
水俣病とは
水俣病は、メチル水銀化合物に汚染された魚介類を長期間、たくさん食べることによって起きる中毒性の神経系疾患です。発生源は化学工場で、工場排水に含まれていたメチル水銀や無機水銀(海や川に排出された後、細菌の働きによりメチル水銀に変わる。)が海や川に排出され、食物連鎖を通じて魚などに濃縮・蓄積し、これを食べた住民が被害を受けました。
メチル水銀は毒性が強く、血液により脳に運ばれ、やがて人体に著しい障害を与えます。また、母親が妊娠中にメチル水銀を体内に取り込んだことにより、胎児の脳に障害を与え、いわゆる胎児性水俣病を発生することもあります。
水俣病の主な症状としては、手足の感覚障害をはじめ、運動失調、平衡機能障害、求心性視野狭窄、聴カ障害などが上けられます。
最初に水俣病の発生が確認されたのは1956年(昭和31)年で、熊本県の水俣湾周辺で発生したことにより「水俣病」という病名が付けられました。
新潟県では1965(昭和40)年に阿賀野川流域で発生が確認されました。
水俣病と同じ原因で発生したことから、第2の水俣病、新潟水俣病と言われています。
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