江南区役所だより 第311号(令和2年3月15日) 1ページ
最終更新日:2020年3月15日
学校が、地域が、子どもが元気に!地域と学校パートナーシップ事業
問い合わせ 教育支援センター 電話:025-382-4903
本市では、学校が今まで以上に地域に開かれ、地域と共に歩むことができるように、「地域と学校パートナーシップ事業」を行っています。区内すべての小中学校に配置されている地域教育コーディネーターが、地域と学校をつなぐ核となり、地域のボランティアや保護者などとともに、各学校では様々な教育活動が展開されています。今年度実施された事業の一部を紹介します。
始めてみませんか 学校支援ボランティア活動
学校支援ボランティアに関心のある人は、各学校へお問い合わせください。
【学校支援活動】
学校支援ボランティアとして地域の人や保護者から学校教育への支援をいただく取り組み
地域の宝を再発見!PTAふれあい活動(丸山小学校)
丸山小学校ウェルカム参観日では、各学年PTA が主催するこどものための事業「ふれあい活動」を行いました。学年PTA の役員が計画し、一人一役ボランティアの方々と一緒に準備・運営に当たります。地区公民館や地域の団体、ゲストティーチャーなどの協力を得ながら、地域の「もの・ひと・こと」を生かしたこの地域ならではの活動を、「児童・保護者・地域住民」で体験を通してふれ合えるものを設定します。今年度はカプラを使った丸山のまちづくりやフラワーアレンジメント、亀田縞手芸など多彩な活動が行われました。
たくさんの笑顔がありました
丸山小学校PTA 副会長 齋藤 友美(ともみ)さん
地域の文化に触れ、楽しく学べる活動がたくさんあります。毎年地域の新しい発見があり、親子で学び合えたり子どもたちに伝えたりできることに、結びつきと喜びを感じています。これからも、地域や保護者同士のつながりを大切にしていきたい行事です。
【地域貢献活動】
児童生徒が教育活動の一貫として活動し、地域の役に立つ、地域が元気になるための取り組み
冬期五味(ゴミ)出しボランティア活動(亀田西中学校)
亀田西中学校では、冬期五味出しボランティア活動に40人程度の生徒が参加しています。これは、地域のコミュニティ協議会主催による校区内の高齢者宅のゴミ出しを支援する活動です。学校では、毎年11月に区役所と社会福祉協議会の職員とコミュニティ協議会の方々をお招きし、全校生徒に対してボランティアを募ることから始めます。
そして、12月から3月末の当校の終業式までの冬期間、降雪などによる悪天候で外出が困難な高齢者に対し、生徒3人から4人の1グループで分担し、ゴミ回収日の朝の登校時に訪問し、ゴミステーションまで運びます。このボランティア活動は11年目を迎え、生徒の地域や福祉に対する理解を高め、思いやりの心を育てる活動となっています。
元気をもらったボランティア活動
亀田西中学校 3年 藤田 遥羽(はるは)さん
僕は、このボランティアに参加して3年目になります。最初は、この活動でお年寄りを助けてあげようと思って参加しました。しかし、地域の方々から声をかけてもらったり、交流が増えたりして、僕の方が地域の皆さんから元気をもらっていると気付きました。とてもよい経験ができました。
【地域交流活動】
児童生徒や学校関係者が地域の人たちと交流し、地域づくりに寄与する取り組み
かめだ祭り子ども岩万燈に初参加(亀田小学校)
平成29年度に発足させた亀っ子応援隊との会議で、子どもたちに身に付けさせたい資質・能力を共有し、地域の方々や保護者と情報交換を重ねながら地域参画型の教育活動を目指しています。4年生の総合的な学習の時間では、今年度かめだ祭りで初めて「子ども岩万燈」に参加し、祭りを盛り上げることができました。祭りで歌った「亀田木遣(きや)り」は、にじいろ音楽祭でも堂々と発表しました。地域連携教育研究発表会では、かめだ祭りをより盛り上げるための考えを多くの大人に聞いてもらい、アドバイスをいただきました。地域の方々と亀田地域を共に愛し、守っていこうとする活動に取り組んでいます。
かめだ祭りに参加して
亀田小学校 4年 小川 彪太郎(こたろう)さん
一言で言うと、すごく楽しかったし、前にもまして、亀田が好きになりました。夏休みの練習は少しきつかったけど、全部思い出です。ぼくは、木やりリーダーでした。亀田西小と万燈の押し合いをした時、大声を出せたので良かったです。このことは、一生忘れられません。
【地域の学びの拠点づくり】
学校のひと・もの・ことを活用し、地域の人たちに学習の場を提供する取り組み
「フラワーアレンジ教室」で楽しく交流(東曽野木小学校)
平成24年度から地域のお花屋さんによるフラワーアレンジメント教室を毎月学校で行っています。保護者や地域の方だけでなく、口コミで亀田の方から参加している方もいます。今年度の文化祭は、「東京オリンピック」をテーマに作品を作り、展示しました。毎年、皆さんでテーマを決め、飾り付けまで行っています。冬休みは、正月のお花を作りました。学校の先生方も参加するほど人気です。石山先生の作品は、毎月学校の玄関を素敵に演出してくれています。参加者の皆さんの意見を聞きながら、コサージュやリース・スワッグ・寄せ植え・多肉植物・花束など季節に合わせた作品作りに楽しく取り組んでいます。
地域の人と楽しい時間
花フローリスト千(せん) 石山 千恵子(ちえこ)さん
パートナーシップ事業で、学校の教室をお借りし地域の皆様とお花を通して楽しい時間を過ごしております。いつも皆様の笑顔に私も元気をもらっています。アレンジメントや花束などを作る際にアイデアがいろいろ出て、お互いに参考にするのも楽しみの一つです。