江南区役所だより 第342号(令和3年7月11日) 1ページ
最終更新日:2021年7月11日
【特集】安心して暮らせる江南区を目指して 地域で広がる“支え合い”
問い合わせ 健康福祉課 地域福祉担当 電話:025-382-4346
市では、急速に進む人口減少や少子高齢化社会の中で、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちづくりのため、地域住民同士の支え合い、助け合い活動を支援しています。今号では、区内のしくみづくりや支え合い活動の様子を紹介します。
【曽野木・両川中学校区】~自治会と連携した居場所づくり~
取り組みのきっかけ
各地域との座談会のなかで「老人クラブや婦人会の集まりがなくなった」との声があがり、気軽に集える居場所(地域の茶の間)のお試し開催をしました。
きっかけから生まれた支え合い活動
舞潟地域での居場所づくりに発展
- 「茶の間のお試し開催」を経て住民から「舞潟でも茶の間ができるといいね!」と希望があり、自治会の協力を得て地域の茶の間『舞の郷』ができました。
- 月1回の集まりで住民同士の交流が広まり「会話が弾み、心も弾みます」と嬉しい声が上がっています。
【大江山・横越中学校区】~地域の助け合いによる買い物支援~
取り組みのきっかけ
大江山地区全域で日常生活全般の困りごとに関するアンケートの結果、移動手段への困りごとが見え、さらに調査する中で「買い物への移動手段」の課題があがりました。
きっかけから生まれた支え合い活動
大渕地域でデイサービスの送迎車両を活用した買い物支援
- コミュニティ協議会や自治会、民生児童委員、老人クラブ連合会が力を合わせ、この課題解決に向けて立ち上がり、買い物先への移動手段をつくりました。
- 地域のボランティアが運転し、近隣のスーパーまで送迎をしています。
- 参加者からは、「果物や飲み物の重い物が買えてよかった」「時間帯も丁度いい」と喜ばれています!
【亀田・亀田西中学校区】~ゴミ出し支援から繋がる地域~
取り組みのきっかけ
亀田東小学校コミュニティ協議会では「地域の助け合いづくりに向けたアンケート」を行い、ゴミ出し、除雪、見守り支援に関心が寄せられている事がわかりました。
きっかけから生まれた支え合い活動
亀田東小学校コミュニティ協議会によるゴミ出し支援
- 1人暮らしの90代女性のゴミ出し支援に、地域の役に立ちたいとの思いで大学生も協力しています。
- 「ゴミって思ったより重い。高齢だとゴミ出しは大変だろうと感じます。」と話す大学生。活動を通して、自然と高齢者の見守り支援にもつながっています。
- この活動は現在では5つの自治会で支援が行われています。
支え合いのしくみづくりって?
地域での支え合い活動を進めるために「支え合いのしくみづくり推進員」を江南区全体と上記3つの中学校区(圏域)ごとに配置しています。推進員や区と区社会福祉協議会などが連携して、地域の取り組みを支援しているほか、さまざまな団体で構成する「支え合 いのしくみづくり会議」を開催しています。