亀田縞利用促進協議会
最終更新日:2024年6月18日
江南区の伝統的な綿織物「亀田縞」の地域での更なる認知度の向上や利用促進を通じ、「亀田縞」が地域アイデンティティとして確立されることを目指す組織です。亀田縞の生産者、加工業者、地域コミュニティ協議会、市民団体などから構成され、江南区役所も参画しています。
亀田縞の歴史
最盛期ころの様子
江南区の伝統的な綿織物である「亀田縞」は、江戸時代後期、当時、日本最北の和綿栽培地だった新潟県の亀田郷で、腰まで泥に浸かる過酷な米作りを支えるため、丈夫で汚れに強く、しかも美しい縞柄の綿織物として誕生しました。
復活する布の元となった見本帳
大正期にかけて全盛期を迎えた「亀田縞」も、時代の変遷で一度は途絶えましたが、平成14年に「亀田繊維工業協同組合」を中心とした「亀田縞」復活プロジェクトがスタートし、消滅から半世紀を経て、平成17年に復活しました。平成26年には「亀田縞」が地域団体商標として特許庁に登録されました。
協議会のこれまでの取り組み
地域団体商標として登録された「亀田縞」を地域ブランドとしてさらに発展させ、国内外に販路を拡大させるため、亀田繊維工業協同組合、亀田縞生産者及び加工業者、江南区役所などから構成される「亀田縞ブランド推進協議会」が平成28年に立ち上がり、官民協働で「亀田縞」の振興に取り組み始めました。国内外での主要な展示会への出展やブランドコンセプトの明確化を通じ、認知度の向上に一定の成果を得ることができました。
現在は、「亀田縞」を身近に感じられる地域づくり、景観づくりに力を入れ、産地内でのさらなる認知度の向上や利用促進に向けた取り組みを行うため、亀田縞生産者、加工業者が主体だった協議会組織に、地域コミュニティ協議会や市民団体を新たに加えた「亀田縞利用促進協議会」として官民協働で活動しています。引き続き多様な団体と協力しながら、地域での活用拡大に向けた取り組みを実施します。
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