サイチョプレス 令和2年8月16日 vol.59
最終更新日:2020年8月16日
「ごみ収集」という仕事
ごみ集積場の数
(市全体)
15,726か所
コロナ禍の中でも 地域に根ざし、くらしを支える人たち
コロナ禍で社会や生活が大きく変わる中、廃棄物業務は変わらずくらしを支えていました。
今回は、廃棄物業務の最前線で働く「ごみ収集」の仕事について、株式会社 北地区清総 代表取締役 水野正夫さんにお尋ねしました。
株式会社 北地区清総
代表取締役
水野 正夫さん
Q1 新型コロナウイルス感染症が流行していますが、業務内容や心構えなどにどのような影響がありましたか?
日々排出されるごみ袋の中には、使用済みのマスクやティッシュなども多く含まれます。それらがごみ袋からはみ出し、ごみ集積場内に散らばっているケースがしばしば見られます。私たち収集事業者は、「社会基盤を支える重要な仕事」であると同時に、「感染症のリスクが非常に高い仕事」でもあります。我が社では感染症対策として、社員全員でそうしたリスクがある事を再確認し、衛生意識を高めることから始めました。朝礼など社員の集まる習慣を可能な限り減らし、収集業務中は車内に用意した消毒薬で手指を随時消毒。帰社の際には靴底も消毒し、感染防止を徹底しています。
業務上の負担が増えた反面、嬉しいこともありました。それは、市民の皆さんから手紙などで感謝の言葉をいただく機会が増えたことです。こうした声をいただけることは大変光栄ですし、励みになっています。
集積場に貼られた感謝の手紙
Q2 収集員の皆さんの感染リスクを下げるために、ごみ出しの際に気をつけることはありますか?
まずは袋をしっかり縛り、マスクやティッシュなどが袋の外にはみ出さないようにしていただきたいです。さらに、その袋を縛る前に、中の空気を抜いていただけると助かります。
袋に空気が詰まった状態で出されると、収集の過程で袋が破れた際に、中身が飛散してしまう恐れがあるからです。
Q3 将来的に展開したい業務や、目指す企業像はありますか?
ごみ収集車は、日々同じ時間帯に一定のルートを走っています。そして全車両にドライブレコーダーを搭載しているので、収集業務をしながら地域の安全パトロールも行えないかと考えています。そうしたサービスを積み重ねることで、地域の皆さんから親しまれ、愛される企業になっていきたいと思っています。
私たちの業務は、決して華やかに人目を引くようなものではありません。しかし、雨の日も大雪の日も、必ず稼働して街中のごみを収集する、非常に大事な、やりがいのある業務だと思います。これからも「人々の暮らしを支える必要不可欠な仕事である」という事を、日々の業務を通して伝えて行ければと思っています。
最新の収集車。「地域の小学校からデザインを募集し、収集車をラッピングする」という夢もあるそうです。
問い合わせ 廃棄物対策課 電話:025-226-1403
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ