サイチョプレス 令和3年2月21日 vol.62
最終更新日:2021年2月21日
脱炭素社会に向けて
ごみで発電しています
ごみを燃やした熱が、発電に利用されていることをご存知ですか?
新田清掃センター(西区)の、発電の取り組みについて紹介します。
発電のしくみ
ごみを燃やしたときに出る熱で水を蒸気にし、その蒸気でタービンを回して電気を作ります。
この設備を動かすことで、一般家庭に換算して最大約22,600世帯分の電気※を作ることができます。化石燃料をほとんど使わずに発電できる、クリーンなエネルギーです。
※一世帯あたりの電気の使用量を1年あたり2,973.6キロワットアワーとして換算
作った電気の使い道は?
ごみ処理施設内や、となりのアクアパークにいがた(温浴施設)で使われます。照明や設備など、施設内で使う電気を全て発電でまかなっています。また、アクアパークにいがたには蒸気の一部も送られ、温水を作るための熱源として利用されています。
その上で余った電気は、電力会社(新潟スワンエナジー)を通じて、市内の公共施設や民間事業者に送られています。
地産地消の新電力「新潟スワンエナジー」とは
JFEエンジニアリング、新潟市、第四北越フィナンシャルグループが連携して設立した地域新電力会社で、地域の脱炭素化と地域経済の活性化の好循環を生み出すことを目的としています。
令和元年11月1日より電力供給を開始し、令和3年2月1日現在、市内で120の公共施設と、8の民間施設へ電力を供給しています。
新潟スワンエナジーを通して令和元年度に販売されたクリーンエネルギーの環境効果はCO2排出量で4,182トンの削減になります。
これはビッグスワンの面積129個分の森林が1年間に吸収するCO2の量に相当します。
問い合わせ 環境政策課 電話:025-226-1365
(発電のしくみついては)循環社会推進課 電話:025-226-1431
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