各地の伝統行事・伝統芸能
最終更新日:2022年6月30日
茨曽根の太々神楽
出雲大社から京都を経て、四百数十年前に越後の守護代・長尾家の家臣が茨曽根周辺に住み着いた際に伝えたといわれています。諏訪神社に伝承され、「地久楽舞(ちきゅうらくまい)」「榊舞(さかきまい)」「神勇舞(かみいさみまい)」など20の舞からなります。
白根の獅子舞
市無形民俗文化財
幕の中に4人が入って舞うことから「むかで獅子」「八本足神楽」などと呼ばれる珍しい獅子舞。「舞い込み」「四方舞」「刀舞」の3つの演目で構成されます。現在は白根神社の秋季大祭で披露されいます。
白根小唄・白根凧音頭
昭和6年の大火からの復興のため、全国的に名の知れた野口雨情が作詞、中山晋平が作曲しました。凧合戦の勇壮な詞は「白根凧音頭」で市丸がうたい、花街向きの粋な詞は「白根小唄」で小唄勝太郎がうたいました。
西白根神楽舞
今から120年ほど前、高橋三郎(明治30年ごろの白根村長)が獅子頭・装束等を買い求め、西白根二番組若衆たちを鼓舞奨励し、神楽舞を起したのが始まりとされてます。「舞込み」「四方舞」「刀舞」の神事芸と「才蔵」「丹三郎」の余興芸からなります。4人、8本足で舞う余興芸の獅子舞は貴重です。
新飯田祭 大名行列
新飯田神明宮の春季例大祭。大名行列は江戸の嘉永年間(1850年頃)以来、160年以上にわたり受け継がれています。神輿は「勇壮あれば神輿」と呼ばれ町内を駆け回ります。祭を終わらせたくないと願う一団が、神輿が社殿に上がるのを阻止し、神輿組と何回ももみ合う「舞い込み」は圧巻です。
新飯田・小川連中
江戸時代後期、三条市鶴田生まれの渋谷藤右衛門より習い受けたのが起源。「浜おけさ」を始めとする5つの手踊りと4つの神楽舞を伝承しており、大正時代から御神幸(ごしんこう 新飯田祭・大名行列)の先導祓(はらい)を担うようになり今日に至ります。
吉田家神楽
味方の吉田家が明治中頃、三貫地(三条市)の小日向家に師事し、習得したのが始まりと言われています。地元では太々神楽ともいわれ、昭和の前半までは、近隣町村の神社でも演じられるほど盛んでした。その後1970(昭和45)年に中断、1986(同61)年に16年ぶりに奉納されて今日に至ります。
臼井棒踊り
臼井地区に100年以上前から伝わる郷土芸能。4人1組の踊り手が笛、太鼓の伴奏で棒を回したり、担いだり、打ち合ったりするユニークな踊り。豊作を祈願したものと伝えられています。