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307号(令和2年1月19日) 1ページ

最終更新日:2020年1月19日

冬の今がおいしい季節 南区のキノコ

南区は、市内唯一のキノコの産地です。JA新潟みらいしろねきのこ部会員は19人。ヒラタケ、ナメコ、シイタケ、ブナシメジ、マイタケなどを生産しています。キノコ生産は、樹木に菌を植え付ける原木栽培と、おがくずに米ぬかなどを混ぜた培地に菌を植え付ける菌床栽培があり、区内では、大部分の生産農家が農業用ハウスや施設などで菌床栽培を行っています。今回は、今が旬のヒラタケと観光農園を紹介します。
問い合わせ 産業振興課 電話:025-372-6525

キノコの入った鍋のイラスト ヒラタケ、ナメコ、シイタケの写真

ジューシーで肉厚 白根の「ヒラタケ」

香りが良く、歯ごたえがあり癖のない味わいのヒラタケは根強い人気のあるキノコです。世界的にも広く食べられ、その形が牡蠣(カキ)に似ていることから「オイスターマッシュルーム」と呼ばれることもあります。
生産者は13人、年間の生産量は200トンで、生産者数が最も多く白根地区の特産品の一つです。

ヒラタケの写真

区内のヒラタケの特徴

ヒラタケは瓶などで栽培するのが一般的ですが、区内の栽培農家では、一斗缶を培地としています。培地が大きいため、大きく肉厚なヒラタケを育てることができます。部会では、この特徴を生かし、凧のまち南区にちなみ「大凧しめじ」というブランドで出荷しています。

竹籠に入ったヒラタケと大凧しめじの段ボールの写真

栽培方法

農業用ハウスで栽培

ハウスは日光が当たらないように黒いネットなどで覆い、風が通る環境に整えます

農業用ハウスでヒラタケを栽培している写真

菌の植え付け

1月から3月上旬に一斗缶を培地として植え付けます

一斗缶でヒラタケを栽培している写真

収穫

9月下旬から2月上旬まで手作業で収穫します。生育・収穫・休みを繰り返し、年間3回から5回収穫できます

出荷

専用の箱に詰めて農協へ出荷します

トラックのイラスト

JA新潟みらいしろねきのこ部会長 佐藤 薫さん

白根地区のヒラタケは、稲作の農閑期に気候を生かした自然栽培をしています。
部会員は品質の高いヒラタケを生産できるように常に努力しています。冬が旬の肉厚なヒラタケを鍋料理や炒め物などでお楽しみください。

JA新潟みらい白根きのこ部会 部会長の写真

白根観光きのこ園

住所 上塩俵1493 電話:025-362-7015 
開園期間 10月上旬から1月末 営業時間 午前8時から午後6時

全天候型のキノコ狩り園です。8種類のキノコ(ヒラタケ、ナメコ、シイタケ、ヌメリスギタケ、タモギタケ、ムキタケ、アワビタケ、キクラゲ)を栽培しています。1月中は、ヒラタケ、ナメコ、シイタケの3種類が収穫できます。また、区内外のイベントでキノコ汁などの出店も行っています。同園のキノコは、リオン・ドール白根店やJA新潟みらいファーマーズ・マーケット いっぺこ〜となどで購入できます。

白根観光きのこ園 園主の写真 園主の小柳政利さん

キノコは寒い季節にぴったりの食材です。煮ても炒めてもおいしく召し上がれます。冬の味覚をたくさん食べてください

ナメコの写真 シイタケの写真

時短・簡単 キノコスープ

キノコは食物繊維が豊富で低カロリー。ダイエットに最適!
塩昆布で簡単に味付け!もう1品欲しい時にさっと作れて便利です!

キノコスープの写真

材料(4人分)

お好みのキノコ・・・合計200グラム
(ヒラタケ、ナメコ、シイタケ、エノキなど)
青ネギ・・・20グラム
A 塩昆布・・・10グラム
A しょうゆ・・・小さじ2
A 水・・・3カップ

作り方

1.キノコは石づきを取り、食べやすく裂く。青ネギは小口切りにする。
2.鍋に1のキノコとAを入れ、煮立たせる。器に盛り付け青ネギを散らす。

1人分の栄養価

エネルギー・・・21キロカロリー
タンパク質・・・2.3グラム
脂質・・・0.3グラム
食塩相当量・・・0.9グラム

 

キノコQ&A

Q1 鮮度の見分け方は?

A1 傘や軸が硬く、軟化していないものを選びます。

Q2 洗ってから調理するの?

A2 水洗いをするとうま味や風味が逃げてしまうため、キッチンペーパーなどで軽く拭く程度にします。ぬめりが強く、酸味の出るナメコは、さっと洗ってから調理してもおいしく食べられます。

Q3 保存方法は?

A3 できるだけ早く食べましょう。
ヒラタケ、ナメコ、シイタケなどは冷凍保存も可能です。

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