346号(令和3年9月5日) 1ページ
最終更新日:2021年9月5日
さぁ、梨の品種リレースタート!
第一走者は甘くてみずみずしい幸水!
8月16日(月曜)、早生品種の「幸水(こうすい)」が初出荷を迎え、いよいよ梨のシーズン到来です!
今年の「幸水」は、雨が少なかったことで小ぶりですが、日照時間が長かかったため、甘みの強い梨に仕上がりました。
当日、JA新潟みらい・フルーツフラワーしろねの選果場には、早朝から収穫された「幸水」が南区全域から次々と運び込まれました。
選果について
1 農家がある程度選別したものを搬入します。
2 検査員が傷・色・形などをチェックし、等級(特秀・秀・優・良)ごとに選果します。
3 透過式光センサーで糖度・熟度・色・サイズにより選別します。
4 人の手で丁寧に箱詰めし、大きな冷蔵庫で出荷を待ちます。
このように選果された南区の梨は品質が一定になり、おいしい梨だけが流通します。早いものだと翌日には県内のスーパーを中心に出回り、皆さんへみずみずしいおいしさを届けます。
JA新潟みらい しろね果樹部会
日本なし専門部役員 小菅 勇二さん
今年の「幸水」は日光をたっぷり浴びて、とても甘くなりました。幸水から始まり、11月下旬までいろいろな種類の梨を楽しめます。コロナ禍で出掛けられない分、ぜひ家庭でおいしい地元産の梨を食べてください。冷蔵庫で軽く冷やし、食べる時に皮を剥くのがおすすめです。
日本なしの品種リレー
(8月中旬から9月上旬)
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(9月上旬から9月下旬)
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あきづき
(9月中旬から10月上旬)
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(10月上旬から10月下旬)
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(10月下旬から11月下旬)
まだまだ修行中!
梨農家 大野明日真さん(大郷)
梨の名産地大郷地区で生まれ育ち、大好きな祖父が一生懸命梨を作る姿を見て育った大野さん。幼い頃は「枝拾い」などの手伝いが大変で、良い思い出はあまりないと言いつつも、愛おしそうに梨を見つめる姿が印象的でした。暑い日も寒い日も、おいしい梨を作るために頑張っている、梨作り2年目の若手農家の大野さんに話を聞きました。
●8月16日にいよいよ初出荷を迎えますが、今の気持ちは?(取材日は8月12日)
○「もう来たか!」という感じです。昨年の初出荷からもう1年がたったんだなぁと、時間の早さを感じています。
●梨農家を継ぐことを決めたのはいつ?
○高校3年生で進路を考えた時です。じいちゃんが「梨、辞めようかな」って言って…それならば「自分が継ごう」と思い、進路先を農業大学校にしました。
●おじいさんはどんな人でしたか?
○とても無口で優しいけど、
●梨栽培の苦労や大変なことは?
○1つ1つの仕事に時間が掛かることです。摘果や袋掛けなど、同じ作業をずっとやり続けるので嫌になります(笑)。
●困った時はどうしてる?
○仕事はばあちゃんに教えてもらうことが多いですが、周りの先輩たちもアドバイスをしてくれ、支えてもらっています。人に恵まれているな、と感謝しています。
●梨栽培の敵は何?
○1番は病気です。防除しても、病気になってしまうことがあります。
●将来「こんなふうにしていきたい」といった未来図はありますか?
○辞めていく人の分も自分が作り、畑を広げたいと思います。そのためには、技術を高めて、段取りなどうまくできるようにならなければと思っています。
●梨栽培の喜びは?
○お客さんに「おいしかった」と言ってもらった時です!
●大野さんにとって「梨」とは?
○じいちゃんが残してくれたもの!
里親制度で新規就農を
果樹栽培をやってみたいけど「どうすればいいの?」と悩んでいる人はいませんか?
栽培技術や農業経営についての知識の指導、就農に必要な農地相談など、里親(熟練農業者)がマンツーマンで支援をしてくれます。
おおまかな流れ
区役所などと面接
↓
体験研修・中長期研修
※アグリパーク・農業大学校での研修
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里親研修
※研修期間1年から2年
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就農
問い合わせ 産業振興課 電話:025-372-6525