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367号(令和4年7月17日) 1ページ

最終更新日:2022年7月17日

中ノ口川の水運 〜歴史をひもとく〜

中ノ口川の風景といえば「白根大凧合戦の合戦場」という人が多いのではないでしょうか?
現代のように陸上交通が発達していなかった時代、中ノ口川には多くの船が往来し、人々の生活を支えていました。

凧っこ13人衆の一心太助が人差し指を立てて「中ノ口川で船が往来していた時代を思い出してほしい」と伝えているイラスト

川船が往来した時代

船は一度に多くのものを運ぶことができる利点がありますが、運航には自然条件に左右される欠点がありました。コウレンボウ(※)や 長船 ( おさふね ) などの川船は人力での運行が主流でした。新潟方面へ向かう下りは帆の利用や川の流れに乗って比較的スムーズに運行できますが、三条方面に向かう上りはそうはいきません。重い荷物を運ぶ時や夏の渇水期には、船に網を付けて川端を人々が引き、帆を利用する場合は「北風待ち」をすることもあり、移動に時間がかかりました。
※大型の川船

凧っこ13人衆の中蝶が差し棒で「川船が往来した時代」を指しているイラスト

「しろね大凧と歴史の館」に展示されている長船(おさふね)の写真 明治・大正期に活躍した 長船 ( おさふね ) (しろね大凧と歴史の館)

動きの悪くなった川船を岸から4人の人が網で引っ張っているイラスト 動きの悪くなった船を岸から引っ張った

肥料を積んだ船、木材を積んだ船が中ノ口川を上っている写真 中ノ口川を上る川船 前の船は肥料、後は木材を積んでいる(白根神社付近から撮影)

近代化への波と水運の 終焉 ( しゅうえん )

時代の流れとともに技術が発達し、蒸気機関でスクリューを回して動く「蒸気船」が中ノ口川でも登場しました。
1889年(明治22年)、新潟-燕間を 安進 ( あんしん ) 社の「安進丸」が就航。1897年(明治30年)には白根 曳船 ( えいせん ) 会社の「白根丸」も新潟-白根間に就航し、全盛期を迎えました。しかし、大正期に入ると大河津分水の完成による水位の低下や陸上交通の発展に伴い、路線を縮小していきました。1935年(昭和10年)に白根曳船会社、1938年(昭和13年)には安進社が解散しました。

凧っこ13人衆の弁慶が差し棒で「近代化への波と水運の終焉」を指しているイラスト

味方の船着き場で「安進丸」と安心丸から荷物の上げ下ろしをしている船員の写真 「安進丸」 味方の船着き場での荷物の上げ下ろし

味方橋の手前を運航している「安進丸」の写真 味方橋と安進丸 水かさが増すと煙突を船員2人から3人で倒して橋の下を通った

和服姿の老若男女20人が白根丸の甲板に座っている写真 「白根丸」 新潟-白根間を運航していた

こぼれ話

船の名前によく「丸」が付いているのはどうしてでしょう?
古くは問屋のことを「 問丸 ( といまる ) 」といっていたため、問屋が所有する船にも「丸」を使うようになったという説があります。明治時代に制定された船舶法の中に「船の名前の末尾には、なるべく丸をつけること」という内容の条文があり、その後造られた船には「丸」が定着していったそうです。
※現在の船舶法には、この条文はなくなりました

凧っこ13人衆の桜蝶が頬に人差し指を当て「「確かに何々〇って多いわよね」と伝えているイラスト



夏を楽しもう

味方地区ふるさと納涼まつり開催

出店や子どもゲームコーナー、地元団体のステージショーなど盛りだくさん。アコースティックデュオ「ひなた」のライブもあります。真夏のお祭りを楽しんでください。

日時 7月30日(土曜) 午前11時30分から(ステージは午後4時から)
会場 味方野球場(荒天中止)
協賛金 1人500円以上(中学生以下不要) 
問い合わせ 味方地区ふるさと納涼まつり実行委員会(味方出張所内) 電話:025-372-6805

総合司会の「さとちん」さんの顔写真総合司会は さとちんさん

着物を着て傘を被った女性が踊っている写真

夏休みも図書館で楽しもう

白根図書館 電話:025-372-5510

●夏のスペシャルおはなし会
日時 8月6日(土曜)

時間 対象
1  11時から11時20分  乳幼児向け
2  14時から14時20分  幼児から
3  14時30分から14時50分  幼児から
会場 白根学習館 
内容 絵本の読み聞かせやストーリーテリングのおはなし会
申し込み 当日直接会場へ

月潟図書館 電話:025-375-3001

●夏休みチャレンジ教室
「新聞紙でエコバッグをつくろう」
日時 8月10日(水曜) 午前11時から午前11時45分
会場 同館
内容 英語や韓国語の新聞紙でエコバッグを作ろう 
対象・定員 3歳から小学生(2年生以下は保護者同伴)先着6人

申し込み 7月20日(水曜)午前10時から同館

しろね大凧と歴史の館 夏まつり

問い合わせ しろね大凧と歴史の館 電話:025-372-0314

日時 8月6日(土曜)から8月21日(日曜) 開館時間:午前9時から午後5時 (入館は午後4時30分まで) 休館日:第2・第4水曜日
入館料 大人400円、小・中・高校生200円、未就学児無料
※土曜・日曜、祝日は中学生以下無料 

〈期間中常設イベント〉

  • ウォークラリー「しろね大凧と歴史の館を探検しよう」
  • ミニ凧作り体験(有料・定員あり)

〈特別イベント〉

  • ファミリーコンサート 日時 8月21日(日曜) 午後1時から午後2時
    内容 「まりこ&リリアン」のコンサート 
  • 昔ばなし 日時 8月7日(日)午前11時から午前11時30分
  • 六角凧揚げ実演 日時 土曜・日曜、祝日 午後1時から(雨天中止)
  • 大凧色塗り体験 日時 8月11日(木曜・祝日)午前11時から 先着10人

しろね大凧と歴史の館キャラクター「大空トイカ」と「ねこ太」のイラスト



区政 第4回 南区自治協議会

問い合わせ 地域総務課 電話:025-372-6605
日時 7月27日(水曜)午後2時から
会場 南区役所 傍聴 先着10人
内容 南区区ビジョンまちづくり計画について
※実施済みの会議の内容は、区ホームページや地域生活センターなどの区内の公共施設で閲覧可能 

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    月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)

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