生誕140年 ユトリロ展 「白の時代」を中心に
最終更新日:2023年7月14日
会期 令和5年7月1日(土曜)から8月27日(日曜)
※月曜休館(7月17日・24日、8月14日は開館)、7月18日(火曜)
生誕140年 ユトリロ展 「白の時代」を中心に
ポスター画像
20世紀前半、哀愁漂うパリの情景を描いて一世を風靡した画家モーリス・ユトリロ。生まれ育ったパリの街並みや酒場、教会などを写し取った油彩画を生涯に渡って制作し続けました。本国では1928年にレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を受章し、日本国内でも数多くの個展が開催されています。
本展では日本国内のコレクション約70点から、アルコール依存症の治療のために絵画制作を始めた「モンマニーの時代」、卓越した白壁の描写が花開き人気の高まる「白の時代」、色使いが豊かに変遷する「色彩の時代」、そして晩年の作品までを展示。あわせて、同じく画家であった母シュザンヌ・ヴァラドンの作品も展示し、画家ユトリロ誕生の過程へ迫ります。19世紀末から20世紀初頭、芸術の都パリの激動の時代に、孤独に画布へと向き合い続けた画家ユトリロの生涯をめぐる展覧会です。
会期 | 令和5年7月1日(土曜)から8月27日(日曜) |
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休館日 | 月曜日(7月17日・24日、8月14日は開館)、7月18日(火曜) |
開館時間 | 午前10時から午後5時(観覧券販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 当日券 一般1,200(1,000)円 大学・高校生1,000(800)円 中学生以下無料 |
前売券 |
前売券 一般1,000円(一般のみ) |
主催 | 新潟市新津美術館、UX新潟テレビ21 |
共催 | 新潟日報社 |
後援 | 一般財団法人 新潟・フランス協会 |
企画協力 | IS ART INC. |
月曜開館 | 7月24日(月曜)、8月14日(月曜)です。 |
こどもタイム | 親子で会話を楽しみながら鑑賞できます。 |
託児サービス |
鑑賞のための託児サービス 会期中の第2・第4の木曜・土曜 午前10時から正午 対象:生後6ヶ月から就学前のお子様 定員:3名程度 申込み:利用日の3日前までに新津美術館に電話(0250-25-1300)でお申込みください。 |
展覧会の見どころ
本展では、ユトリロの画業を「モンマニーの時代」「白の時代」「色彩の時代」そして
「晩年」に区分し、日本国内のコレクション約70点により展観します。
「白の時代」の作品を約30点展示。ユトリロの傑作の数々をご堪能ください。
《可愛い聖体拝受者》、トルシー=アン=ヴァロアの教会(エヌ県) 1912年頃
ラパン・アジル、モンマルトルのサン=ヴァンサン通り 1910-12年頃
モンマニーの時代
ユトリロは画家シュザンヌ・ヴァラドンを母として、1883年パリのモンマルトルに生まれました。自由奔放だったシュザンヌは、祖母のマドレーヌにユトリロを預け、自身は数多くの芸術家たちと浮名を流します。パリ近郊のモンマニーで祖母とともに暮らすユトリロは、幼い頃より飲酒を覚えました。1904年、20歳の頃にアルコール依存症の治療のために絵を描くことを医師から勧められます。絵筆をとったユトリロはたちまち才能を開花させ、画家としての人生が始まるのです。 この頃の、やや暗い色調で作品を描いた時期は「モンマニーの時代」と呼ばれます。
モンマルトルのサン=ピエール広場から眺めたパリ 1908年頃
白の時代
ユトリロの作品群の中で最も評価され、またとくに人気が高いのが「白の時代」の油彩画です。この時期の彼は、絵の具に石膏や砂などを混ぜてリアルな質感表現を追求していました。アルコール依存は相変わらずのままでしたが、技術、意欲の両面において最も制作が充実していた時期でもあったのです。鎧戸が閉じられた白壁の建物や、ひと気の無い路地の風景は深い叙情を誘います。
パリのサン=セヴラン教会 1910-12年頃
モンマルトルのポワソニエ通り 1910年頃
色彩の時代
ボワシエール・エコールの教会と通り(イヴリヌ県)1935年
画家としての評価が確立したユトリロは、1928年に国家勲章であるレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を受けました。この時期の作品の多くは、彼の心の有り様を反映するように色彩豊かになり、建物の窓が開かれた状態で描かれています。1935年にベルギーの銀行家の未亡人リュシー・ポーウェルと結婚し、フランス南西部のアングレームに移った後も、ユトリロは絵画制作を続けます。
晩年
晩年のユトリロ、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの前にて
晩年には、画商や周囲の人々の求めに応じて、輝かしい「白の時代」の作品を再現して描くこともありました。彼が生涯を通じて描き続けた、どこか物寂しいフランスの風景画は、画家が幼い頃から心に抱えていた孤独を映し出していたのかもしれません。ユトリロは1955年、フランスのダクスで亡くなりました。本展では1952年までの作品を展示します。
ユトリロ展をもっと楽しむ
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実施期間 7月1日(土曜)から8月13日(日曜)
※詳細はこちら
公式SNSアカウント(@niitsuartmuseum)でもお知らせしています。
写真撮影OK!(一部作品を除く)
※三脚、フラッシュ、自撮り棒の使用はご遠慮ください。
※撮影禁止マークの掲示がある作品は、撮影できません。
※撮影時にはシャッター音等、周りのお客様へのご配慮をお願いいたします。
エントランスにはフォトスポットも特設!
ミュージアムショップ展覧会限定グッズ
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関連事業
NIIGATAアートリンク共催「華麗なるパリの〇〇な話」
新潟県立近代美術館、新潟県立万代島美術館、新潟市美術館、新潟市新津美術館の学芸員によるリレートーク!パリをめぐる時間旅行をお楽しみください。
日時 7月29日(土曜)午後2時から(約2時間)
会場 新津美術館 レクチャールーム
定員 先着50名 申込不要、聴講無料
講演会「ユトリロとその時代」
日時 7月2日(日曜) 午後1時30分から(90分程度)
講師 松沢寿重(新津美術館 館長)
会場 新津美術館 市民ギャラリー
定員 50名
※事前申込不要、聴講無料
担当学芸員による解説会
日時 7月15日(土曜)、8月20日(日曜) 午後2時から(30分程度)
会場 新津美術館 展示室
定員 30名
※事前申込不要、聴講無料、要当日観覧券
ボランティアによる絵本の読み聞かせ
新津美術館ボランティアスタッフによる絵本の読み聞かせを行います。
日時 8月5日(土曜) 午前11時から、午後1時30分から(各回30分程度)
会場 新津美術館 市民ギャラリー
定員 各回先着50名、申込不要
かんたん絵本づくりワークショップ
色紙や色鉛筆を使って、オリジナルの絵本を作成します。
日時 【おとな編】7月30日(日曜) 、【こども編】8月19日(土曜)
各回 午後1時30分から(2時間程度)
会場 新津美術館 レクチャールーム
参加費 300円(材料費)
対象年齢
【おとな編】高校生以上
【こども編】小学3年生以下は保護者同伴(子と保護者で一冊)、4年生以上は一人一冊
定員 各回10名※要事前申込(応募多数の場合抽選)
申込期間 【おとな編】7月20日(木曜)まで【こども編】8月10日(木曜)まで
申込先 「新潟市かんたん申込」からお申し込みください。
- おとな編 https://www.shinsei.elg-front.jp/niigata-City2/uketsuke/form.do?id=1678235067767(外部サイト)
- こども編 https://www.shinsei.elg-front.jp/niigata-City2/uketsuke/form.do?id=1678235963430(外部サイト)
関連リンク
UX新潟テレビ21「生誕140年 ユトリロ展」(外部サイト)
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