310号(令和2年3月1日) 1ページ
最終更新日:2020年3月1日
西区の振り込め詐欺被害 県内最多
被害額は828万円
問い合わせ 西区 総務課 安心安全係(電話:025-264-7120)
振り込め詐欺とは、電話などで巧みに相手をだまし、金銭を要求する犯罪行為です。西区ではことしに入り被害が多発し、2月17日時点で被害額・被害件数ともに県内最多となっています。被害に遭わないために、手口や予防策などの知識を身に付け、未然に防ぎましょう。
西区の振り込め詐欺被害の実例
オレオレ詐欺
◆仮想通貨の税金支払い 被害額:408万円
孫をかたる男から「仮想通貨でもうけが出たが、税金を払っていないので事件になる。弁護士が家に行くから、お金を渡してほしい」と電話があり、自宅を訪れた弁護士を名乗る男に現金を渡した。
◆仮想通貨のための口座貸し 被害額:100万円
孫をかたる男から「仮想通貨でもうけが出たので、入金する口座を貸してほしい」と電話があった。その後、別の男から「税務署に申告しなかったから入金できない。税金を払ってほしい」と言われ、自宅に訪れた弁護士事務所職員を名乗る男に現金を渡した。
ここがポイント
普段から家族でオレオレ詐欺の対策について話をしたり、合い言葉を決めたりしましょう。
預貯金詐欺
◆改元によるキャッシュカード変更 被害額:150万円
金融機関をかたり「元号が変わったのでキャッシュカードを交換する必要がある。職員が取りに行く」と電話があり、自宅を訪れた男にカードを渡し暗証番号を伝えた。
◆クレジットカードの不正利用 被害額:50万円
百貨店店員をかたり「クレジットカードが不正利用された」と電話があった。その後銀行協会職員を名乗る男から「そのままだと現金が引き落とされるのでキャッシュカードを取りに行く」と電話があり、自宅を訪れた男にカードを渡し暗証番号を伝えた。
ここがポイント
警察官、金融機関職員等がキャッシュカード・通帳などを預かったり、回収することはありません。
架空料金請求詐欺
◆携帯電話利用料金未納のショートメール 被害額:40万円・80万円(2件)
携帯電話に届いた携帯電話利用料金未納のショートメールに書かれた電話番号にかけたところ、「今日中に支払わないと裁判になる」と言われ、プリペイド式電子マネーをコンビニエンスストアで購入するよう指示された。その後、電話で番号を伝えた。
ここがポイント
心当たりのない請求には応じないことが大切です。記載された連絡先には連絡しないようにしましょう。
プリペイド式電子マネーの番号を教えてしまうと、お金が盗まれます。他人に番号を絶対に教えないようにしましょう。
電話でできる振り込め詐欺対策
防犯機能付き電話機
着信音が鳴る前に電話機が応答して、相手に「通話を録音する」というメッセージを流し、相手に警告します。また、電話に出ると自動で通話内容を録音するので、通話後の冷静な状態で内容を確認できるほか、家族の人や警察官に内容を聞いてもらうことができます。
ナンバーディスプレイ
電話に出る前に、相手の電話番号が分かります。非通知や知らない番号からの電話をとらずに済みます。
留守番電話
在宅中でも留守番電話の設定にしておけば、知らない人の電話をとらずに済みます。
不審な電話は一旦切る
お金が絡むような話になったら「お客さんが来た」「料理を作っている」など理由を付けて電話を切り、すぐに警察に連絡しましょう。
チェックシートで確認
電話があったら、まずチェック!
下のチェックシートを切り取って、電話機周辺の目につくところに貼ってください。不審な電話がかかってきたら、チェックシートを確認し、一つでも当てはまったら、振り込め詐欺を疑いましょう。
その電話、詐欺かもしれません!
子ども・孫からの電話
- 会社の電話でかけている
- 携帯の番号が変わった
- 会社のお金を使った
- 事故の示談金が必要
- すぐにお金が必要
- 自分はお金を受け取りに行けないので代理が行く
行政や銀行からの電話
- 医療費や保険料・税金の払い戻しがあるので、ATMに行ってほしい
- 年金の未払いがあるからATMに行ってほしい
警察や弁護士からの電話
- 詐欺グループの電話データにあなたの名前がある
- 現金やキャッシュカードを受け取りに行く
- 口座番号や暗証番号を教えてほしい
あやしいと思ったらまずは相談!
犯人は巧妙な手口でだまそうとしてきます。「詐欺かもしれない」と思ったら、一人で抱え込まずに相談してください。