326号(令和2年11月1日) 1ページ
最終更新日:2020年11月1日
津波に備える
問い合わせ 西区 総務課 安心安全係(電話:025-264-7120)
平成23年の東日本大震災では、東北地方の太平洋沿岸を襲った津波によって多くの人命が失われました。これを受けて、「津波対策の推進に関する法律」が制定され、毎年11月5日を「津波防災の日」と定めています。
津波防災の日を機会に、地震や地震に伴う津波に対する理解を深め、万が一の際の行動を確認しましょう。
津波災害が起こる前にすべきこと
津波を知る
津波の速さは想像以上!
津波の速さは、沖合ではジェット機に、陸上ではオリンピックの短距離走選手に匹敵します。津波を確認してからでは、人が走って逃げ切ることはできません!
地震がおさまって身の安全を確保できたら、すぐに避難を始めてください。
津波は繰り返し襲う!
津波は第2波、第3波と繰り返しやってきます。必ずしも第1波が最大とは限りません。津波注意報や津波警報、大津波警報が解除されるまで、注意しましょう。
避難時の行動確認
避難場所や避難路を確認
ハザードマップで家の周りの避難場所や津波避難ビル・安全な高台などを把握しましょう。また、家族が別々に避難することも考えられます。連絡先や集合場所を決めておきましょう。
津波災害時にすべきこと
より高く、より遠くに避難
発災から30分未満(沿岸・沿川地域)
警報などを待たずに"すぐに"高台や避難ビルへ
沿岸や川沿いは、津波が来るまでに、時間に余裕がありません。強い地震を感じたら、津波警報などを待たずに、すぐに津波避難ビルや安全な高台などへ避難してください。
30分から120分未満(河川遡上地域)
川沿いも危険!川から"高く・遠く"へ避難
津波は川を遡上し、内陸の川沿いの地域まで甚大な被害を及ぼします。内陸でも、地震が発生したらできるだけ早く川から離れ、安全な場所へ避難してください。
120分から約7日後(低平地浸水地域)
被害が及ばない地域や高台へ避難
川を遡上した津波による浸水が広い地域で起こり、被害が長期化します。地震発生直後から移動を始め、被害が及ばない地域まで避難することが理想的です。
新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた災害時の避難のポイント
新型コロナウイルス感染症が収束していない中でも、災害時に危険な場所にいる人は迷わず避難してください。ここでは、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難のポイントをお知らせします。
避難時の持ち出し品を検討する
通常の非常持ち出し品に加えて、新型コロナウイルスの感染防止や健康状態の確認できるものも、できる限り持ち出しましょう。
- ・マスク
- ・体温計
- ・アルコール消毒液
- ・ウエットティッシュ
- ・上履き(スリッパ)
- ・使い捨てのビニール手袋
避難先を検討する
避難とは「難」を「避」けること。安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はありません。
在宅避難
自宅が浸水する可能性が低い場合、自宅にとどまり安全を確保することも「避難」です。あらかじめ自宅の災害リスクをハザードマップで確認しておきましょう。
分散避難
自宅が危険な場所にある場合は、避難所が過密状態となることを防ぐため、安全が確保できる親戚や知人宅、ホテル等への避難も検討しましょう。やむを得ず車中泊をする場合は、浸水しないよう周囲の状況等を十分確認してください。
非常時に備え、情報収集手段を確保しましょう
ハザードマップ
本市では、中学校区単位に津波、浸水、洪水・土砂災害の情報をまとめた「新潟市総合ハザードマップ」を作成しています。市ホームページ(下の二次元コード)からご確認ください。また、西区総務課でも配布しています。
にいがた防災メール
避難情報や緊急災害情報などを知ることができるほか、毎月1回防災啓発に関する情報を配信するサービスです。市ホームページ(下の二次元コード)から登録できます。
新潟県公式アプリ「新潟県防災ナビ」
ハザードマップの閲覧や災害情報の入手、現在地周辺の避難所の表示など、さまざまな機能が備わっています。県ホームページ(下の二次元コード)からダウンロードできます。
緊急告知FMラジオ
電源が切れている状態でも、緊急信号を受信すると自動的に起動して、最大音量で緊急情報を即時に伝達します。購入方法や助成制度などについては、西区総務課までご相談ください。
◯今号掲載の情報は10月26日時点のものです。状況により催し等を中止する場合があります。
◯催しの開催状況はそれぞれの問い合わせ先までご確認ください。
◯催しに参加する場合は、マスクの着用などの「新しい生活様式」の実践をお願いします。