西区役所だより 395号(令和5年9月17日) 1ページ

最終更新日:2023年9月17日

火災多発!火の元注意!知らないと怖い!出火原因

問い合わせ 西消防署 市民安全課 予防調査係(電話:025-262-2119)

 例年、冷暖房器具の使用が増える夏と冬は、火災の発生が多くなる傾向にあります。令和5年8月は市内で34件の火災が発生しました。これは、政令市になった平成19年以降の統計で最も火災の多い月でした。これから訪れる冬に備え、出火原因を知り、今年の冬は、火災0件にしましょう。

出火原因の第1位は電気関係です

 西区で発生した過去5年間の出火原因では、電気関係(電気配線やコンセント、電気製品、電池など)が最も多く、次いでストーブ、たばこと続きます。

電気関係火災はどうして起こる?

身近に潜むトラッキング火災

トラッキング火災


 コンセントと電源プラグの間にたまったほこりが湿気などの水分を吸収することで、微弱な電流が流れ、火花が発生し火災につながります。

原因はほこり以外にも!

トラッキング火災の原因

トラッキング火災の原因


 電源プラグをコンセントに差し込む際に誤ってアース線やヘアピンなどを巻き込んで通電してしまうと、トラッキング火災の原因になります。コンセント周りは整理整頓しておきましょう。

トラッキング火災を防ぐために

トラッキング火災を防ぐ


 使用していない電源プラグはコンセントから抜き、継続的に使用する電源プラグは乾いた布で拭いて、ほこりがたまらないようにしましょう。また、電源プラグが焦げていないかチェックしましょう。

増えています!リチウムイオン電池火災

リチウムイオン電池の発火

リチウムイオン電池を高温になる場所に放置しない


 スマートフォンやモバイルバッテリー、加熱式タバコなどに使用されるリチウムイオン電池は、衝撃を与えたり、高温の場所に長時間放置したりすることで、外観に異変がなくても内部で破損している可能性があり、そのまま使用すると出火の恐れがあります。

電気コードの誤った使用は危険です!

電気コードを束ねて使わない
 電気コードを束ねて使うと、束ねた箇所の熱が放出できず、発熱し出火の危険があります。

たこ足配線はしない
 コンセントは利用できる電気量を超えて使用すると、発熱し出火の危険があります。


電気コードは丁寧に扱いましょう

プラグを持たずに抜かない

コードを下敷きにしない


火災から命を守るために!

 まずは火災を起こさないことが重要です。11月9日(木曜)から15日(水曜)には秋の火災予防運動も始まります。命を守る4つの習慣を心がけ一人ひとりの注意で火災を防ぎましょう。

命をまもる4つの習慣

出典:消防庁ホームページ

地域で防火に取り組む皆さまへ

 西消防署では、自治会などで開催される防火座談会に伺い新潟市の火災件数や原因、火災について気になることをなんでもお答えします。お気軽に問い合わせ先、または各出張所までご連絡ください。

各出張所

寺尾出張所 電話:025-268-1119
赤塚出張所 電話:025-239-3919
小針出張所 電話:025-231-0119
黒埼出張所 電話:025-377-2478

 火災のほとんどは、日常生活のちょっとした油断から起こります。電気関係火災は日常のメンテナンスや電気製品を正しく使うことで防ぐことができます。この機会に家庭での電気製品の使い方について見直してみましょう。


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