にいがた市議会だより 第79号(平成29年11月5日) 5ページ
最終更新日:2017年11月5日
常任委員長報告の要旨
9月19日および10月3日の本会議で行われた各常任委員長報告の要旨です。
総務
地方自治法第206条の規定に基づく審査請求に関する諮問
今回の酒気帯び運転に対する処分は妥当と考える。
今後は教職員に対して、さらなる指導の徹底を図られたい。
取り扱いの判断が明確でない部分があることから、今後は具体的なケースを想定し、指導の中に組み入れるべきである。
訴えの提起
毎年、徴収率が上がっていることを評価する。
専門人材の採用などスタッフの充実を図るとともに、職員のスキル向上、ノウハウの共有に努められたい。債権管理課につなぐ前に所管課でより丁寧な対応ができないか、これまで以上に庁内の連携を密にし、解決に努められたい。
また訴えの提起に至るまでの期間や接触回数、対応時の状況把握などに一定の指針を設けるべきである。一定の金額以下などの基準を満たしていれば、説明を簡素化するなど、議会への報告や議決の在り方について検討されたい。
文教経済
平成29年度新潟市一般会計補正予算関係部分
新潟空港利用活性化促進事業について、交流人口の拡大に向け、県と連携し、搭乗率の向上など恒常的な空港利用者の拡大につなげられたい。近県や首都圏のニーズを獲得するため、新幹線など鉄路による空港アクセスの抜本的改善に早急に動き出すべきである。
新潟市工場立地法に基づく緑地面積率等に関する準則を定める条例の制定
緑地面積率等の緩和に伴い、新たな企業進出や土地の有効活用による設備投資が促進され、市内産業が活性化することを期待する。効果を最大限引き出すため、制度の周知を徹底されたい。
企業に対しては、排水対策など周辺の環境に十分配慮するよう指導し、市民に環境面の影響について合理的に説明する責務を果たすべきである。
また企業に再生可能エネルギーの導入や屋上緑化などの取り組みを求めるべきである。
市民厚生
平成29年度新潟市一般会計補正予算関係部分
保育士などの処遇改善について、キャリアに合わせた処遇改善が行われるよう、支援・指導を怠らないよう求める。
今後も待遇および社会的な評価を上げるべく取り組み、子育て環境のさらなる充実に努められたい。
決算の認定関係部分(平成28年度新潟市病院事業会計)
長時間労働の改善に向けた取り組みや医師の負担軽減につながる職員の増員を評価する。職員が安心・安全に働くことができ、やりがいのある職場づくりに努められたい。
外来収益の減少、人員増加により、さらに厳しい経営環境が想定される中、地域医療機関と連携し、市民の理解と協力を得ながら、質の高い医療の提供に努められたい。
障がい者手帳を持たない軽・中等度難聴児への補聴システム購入費助成を求めることについての陳情
補聴システムは、難聴児の成長に大変有効である。難聴児の「聞こえ」の環境を整え、育ちと学びを保障する積極的な対応を求める。
環境建設
平成29年度新潟市一般会計補正予算関係部分
新潟駅周辺整備事業について、今後も国に対し働き掛けを強め、事業促進を図られたい。
新潟駅西線などは、社会・経済情勢の変化も踏まえ、不断に見直しをされたい。
凍結部分の整備については、事業中止を求める。
新潟市営住宅条例の一部改正
単身世帯の入居要件が緩和されたことを評価する。
今後は、速やかに広報するとともに効果を検証し、効果的な取り組みにより市営住宅の有効活用を図られたい。
決算の認定関係部分(平成28年度新潟市下水道事業会計および新潟市水道事業会計)
下水道部について、下水道使用料単価の現状維持、もしくは引き下げできるよう健全経営に努められたい。接続率が低い南区、西蒲区は自治会を通した周知に期待する。地域間の下水道整備の格差解消のため、経済性のみを重視するのでなく、住民理解を醸成し、それに応えられるよう努められたい。
水道局について、今後、給水人口の減少や管路更新など、より経営が厳しくなるが、水道料金単価の維持、水道料金収入の確保に努められたい。
決算特別委員会
決算特別委員会は決算関係の議案を認定すべきかどうかについてを審査するために設置する特別委員会です。
9月22日の本会議において、平成28年度の一般会計および特別会計の歳入歳出決算の認定議案が市長より追加提案されました。市議会では決算特別委員会を設置し、委員48人(議長および監査委員2人を除く議員で構成)を選任、4つの分科会に分かれ予算の執行状況や成果について審査を行いました。
10月17日の委員会で各分科会の委員長報告、意見・要望を行い、採決の結果、賛成多数をもって決算を認定すべきものと決定しました。
なお、この委員会での審査の経過および結果については、直近の本会議で報告し、採決する予定です。
決算特別委員会の様子
9月22日 | 決算特別委員会設置および委員の選任 正副委員長の互選および分科会の設置 各分科会正副委員長互選 |
【本会議】 【決算特別委員会】 【各分科会】 |
9月29日 | 閉会中の継続審査、審査日程を決定 | 【決算特別委員会】 |
10月3日 | 閉会中の継続審査を決定 | 【本会議】 |
10月5日 | 決算の総括説明(副市長) 決算審査意見書の概要説明(代表監査委員) 副市長・教育長説明 |
【決算特別委員会】 |
10月6日から12日 | 所管事項の審査 | 【各分科会】 |
10月13日 | 意見集約 | 【各分科会】 |
10月17日 | 各分科会委員長報告、意見・要望、採決 | 【決算特別委員会】 |
決算特別委員会名簿
委員長高橋 三義
副委員長金子 孝
第1分科会(12人)
(総務常任委員会所管分を審査)
委員長内山 則男
副委員長内山 航
委員 古泉 幸一 吉田 孝志 高橋 三義 佐藤 耕一 佐藤 正人 野本 孝子 渡辺 和光 金子 孝 小山 進 青野 寛一
第2分科会(12人)
(文教経済常任委員会所管分を審査)
委員長水澤 仁
副委員長宇野 耕哉
委員 平松 洋一 荒井 宏幸 渡辺 仁 渡辺 均 平 あや子 小柳 聡 串田 修平 松下 和子 青木 学 小泉 仲之
第3分科会(12人)
(市民厚生常任委員会所管分を審査)
委員長飯塚 孝子
副委員長伊藤健太郎
委員 山田 洋子 阿部 松雄 小野清一郎 志田 常佳 倉茂 政樹 南 まゆみ 佐藤 豊美 志賀 泰雄 石附 幸子 中山 均
第4分科会(12人)
(環境建設常任委員会所管分を審査)
委員長佐藤 誠
副委員長高橋 哲也
委員 佐藤 幸雄 皆川 英二 田辺 新 田村 要介 五十嵐完二 山際 務 金子 益夫 栗原 学 竹内 功 深谷 成信