9 新潟交通バス学生割引制度の導入について
最終更新日:2024年7月26日
受付日:令和6年2月 年齢:10歳代
ご意見・ご提案
私は学生として、日頃から新潟交通バスを利用しています。しかし、令和5年9月1日の運賃改定以来バス運賃は高校生にとって大きな負担となっており、通学や部活動への参加、友人との交流など、様々な活動に支障をきたしています。
具体的には、登下校や部活動の遠征、塾や鉄道網がない古町や鳥屋野潟南部地区への移動など、バスを利用する機会は多く、月額数千円の負担は決して軽視できません。特に、家計が苦しい家庭の学生にとっては、バス利用は大きな経済的負担となり、教育の機会を奪ってしまう可能性さえあります。
学生は将来を担う貴重な存在であり、地域社会の活性化にも貢献する存在です。学生の移動手段を確保することは、教育環境の充実だけでなく、地域全体の活性化にも繋がる重要な施策であると確信します。
そこで、以下の点について、強くお願い申し上げます。
高校生向けのバス割引制度の導入、具体的には、以下のような割引制度を検討していただきたい。
シニア半わりの高校生版の導入:定期券購入が難しい学生のために、既存の回数券よりお得な高齢者おでかけ促進事業「シニア半わり」の高校生版を導入すること。
回数券の導入:定期券購入が難しい学生のために、既存の回数券よりお得な回数券を導入すること。
曜日・時間帯限定の割引:登下校時間帯や平日日中の利用を割引することで、学生の利用を促進すること。
JRグループや一部私鉄各社では、通学用割引普通回数券という、通常運賃より5割引かつ10枚の値段で11枚綴りの回数券を導入しています。
学生の移動手段を確保することは、教育の機会均等の実現、地域活性化、ひいては新潟市の未来を担う人材育成につながる重要な施策です。
学生にとって利用しやすいバス運賃体系の実現に向けて、何卒よろしくお願い申し上げます。
回答
路線バスをはじめとする公共交通を取り巻く環境は日に日に厳しさを増しており、運賃の改定や路線の減便・廃止などが全国的な課題となっているところです。
昨年9月の運賃改定で、ご不便をお感じの事と拝察いたしますが、何卒引き続き公共交通をご愛顧いただき、その維持にご助力をいただければ幸いです。
ご意見を頂戴しました「高校生向けのバス割引制度」については、令和6年度当初予算において、中学生・高校生世代を対象としたバス交通の利用促進施策を予定しています。
具体的には、新潟交通株式会社が運行する路線バスで使える「りゅーとポイント」等と交換できるチケットを配付し、中学生・高校生世代のバス利用を支援・促進するとともに、若い時期から公共交通に慣れ親しんで頂くことを通じて、将来にわたって公共交通の利用者となってもらうことを目指しています。
公共交通が学生をはじめとするみなさまにとって使いやすいものとなるよう、引き続き、交通事業者と連携し、様々な交通施策を検討・展開してまいります。
回答日:令和6年2月
担当課:都市交通政策課
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