令和3年7月29日 市長定例記者会見

最終更新日:2021年8月3日

市長定例記者会見

開催概要
期日 令和3年7月29日(木曜)
時間

午前10時00分から午前10時48分

場所 新潟市役所(本館3階 対策室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画(7月29日開催分)

発表内容

◎市内の感染拡大について

 おはようございます。
 案件発表の前に、新規ウインドウで開きます。市内の感染状況について少しお話をさせていただきます。
 県の警報が7月1日に解除されまして注意報に移行したところでありますけれども、それ以降、感染が拡大したことを受けまして、7月16日には県の警報を再発令する状況になっております。
 市内では、警報の再発令以降も感染者は連日拡大しており、7月1日から昨日までに250名の感染が確認され、特に直近1週間につきましては100人となっており、その1週前の78人と比べても急拡大している状況が見て取れます。
 4連休ということもありまして、人の動きが活発になった影響も考えられるのではないかと思っております。
 (7月19日に開催した)新規ウインドウで開きます。新型コロナウイルス感染症対策本部会議でもお示しをさせていただきましたが、7月の市内の年代別感染者数は、先ほど申し上げましたように全体で250名、その中でも20代の方が33パーセントと最も多く、30代が17パーセント、40代が19パーセントを占めておりまして、40代以下の若い世代の皆さんが全体の8割を占めており特に目立った状況になっております。
 これらの若い世代は行動が活発であり、行動範囲が広く、最近は県外への往来による感染例も目立っており、これまでの第4波とは異なる状況に変わってきていると認識しています。
 また、感染経路については濃厚接触による感染が、ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。そちら(PDF:189KB)(会場前方のモニター)にも書いてありますが64.8パーセント、県外由来と考えられる感染が16パーセント、感染経路不明の割合が31.6パーセントという状況になっています。
 その他、福祉施設等や職場内でのクラスターが発生していることもありまして、感染者数が急激に増加をいたしています。
 さらに、変異株の中でも、特にデルタ株は従来型に比べ感染力が強いと言われており、感染拡大に影響を及ぼしている可能性があると考えています。
 市民の皆さまには、これから夏休み、またお盆の帰省の時期となりますので、2点お願いをさせていただきます。
 一つ目として、緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置適用都府県との往来につきましては、慎重に対応していただくとともに、県外との往来をしなければならない場合は飲み会を控えていただく。ご自宅に戻られた後も感染の可能性を考慮して慎重な行動をお願いしたいと思います。
 二つ目として、飲食を伴う会合では感染防止対策を徹底していただき、普段顔を合わせない方との飲み会は慎重にご判断するようお願いしたいと思います。
 最後に、7月25日時点で感染が確認された方の入院等の状況につきましては、医療機関に56名、宿泊療養施設に20名、自宅療養が32名という状況です。市内の感染状況がこのまま悪化してまいりますと、医療提供体制がひっ迫し、通常の医療にも影響を及ぼす可能性があります。感染拡大を抑えるためには、お一人おひとりが気を緩めることなく、基本的な感染症対策の徹底を継続していただくことが重要となりますので、市民の皆さまには、新潟市内の新型コロナウイルスの感染状況につきまして十分ご賢察の上、ご理解とご協力を頂戴したいと思います。

1.新型コロナワクチン接種について

 それでは発表案件にまいります。はじめに新規ウインドウで開きます。65歳以上の高齢者の接種状況についてです。
 昨日7月28日時点で、本市の高齢者人口24万2千人のうち、1回目の接種を受けられた方が約20万3千人で約84パーセント、2回目の接種を受けられた方が約15万7千人で約65パーセントと進んでおります。
 次に、新規ウインドウで開きます。弥彦体育館での接種開始についてです。ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。資料(PDF:202KB)をご覧いただきたいと思います。
 弥彦体育館につきましては、弥彦村のご協力をいただき本市が設置する集団接種会場でありますが、接種期間は8月14日(土曜)から8月22日(日曜)の土曜・日曜、計4日間で、接種数は1日当たり550人です。
 対象は新潟市民で、65歳以上または優先順位1(基礎疾患がある人、高齢者・障がい者施設等の従事者、障がいのある人など)、2(保育園・放課後児童クラブ等の職員、幼稚園・小中高等学校の教職員、60から64歳までの人)に該当される方となります。予約は8月2日(月曜)から外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。インターネット(外部サイト)での受け付けを開始し、65歳以上の方については専用のコールセンター(電話番号:025-250-1234)でも予約が可能です。
 次に、各区で6月16日からスタートしました「予約お手伝い隊」につきましては、これまで約2千6百名の方からご利用いただき、高齢者の予約を支援してまいりました。
 今月で「予約お手伝い隊」としての取り組みは終了いたしますが、接種をされていない65歳以上の高齢者の方もまだ若干おられることに加えて、64歳以下の方からも相談が寄せられていることから、来月からは対象を高齢者に限定せず、各区の健康福祉課の窓口や出張所・連絡所等において、引き続き、希望される方にはインターネット予約をお手伝いしてまいります。
 次に、先般実施しました新型コロナワクチン接種に関するアンケートについてでありますが、7千2百名余りの皆さまから回答をいただきました。ご協力いただいた皆さまには、この場をお借りいたしまして御礼を申し上げます。
 アンケート内容につきましては、この会見に引き続き、この後、担当の政策企画部より皆さまへ説明をさせていただきます。
 今後、接種が始まる59歳以下のワクチン接種に向けて、アンケートを最大限利用し、ワクチン供給量に合わせた効率的な接種体制を構築してまいりたいと考えています。

2.令和3年度全国高等学校総合体育大会「北信越総体」本市での競技開催について

 次に、「令和3年度全国高等学校総合体育大会「北信越総体」の本市での競技の開催について」です。
 高校生最大のスポーツの祭典であります全国高等学校総合体育大会、通称「インターハイ」が、今年度、本県を含む北信越ブロックで開催され、本市では、バスケットボール女子が8月10日(火曜)から15日(日曜)まで、また、新体操が8月21日(土曜)、22日(日曜)に行われます。
 インターハイは、スポーツに励む機会の提供や技能の向上だけではなく、高校生相互の親睦を通しまして、心身の健全育成を図ることを目的としています。
 大会では、競技に参加する選手を「支える」観点から、開催地の高校生の皆さまが、全国から集まる高校生のために、記念品の作成や競技会場に設置する装飾用の花の栽培、カウントダウンボードの製作といった、さまざまなおもてなしの活動に取り組んでいます。大会の成功に向けて取り組むこうした活動にも、皆さまから注目をしていただきたいと思います。
 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客での開催となります。会場での観戦は残念ながらできませんけれども、競技の様子が外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。全国高体連公式サイト(外部サイト)にて配信されますので、そちらの方をご覧いただきたいと思います。
 昨年は、感染拡大の影響により史上初の中止となった高校総体でありますが、このたび開催される夢の舞台で選手の皆さんが活躍されるよう、心からエールを送りたいと思います。市民の皆さまからもぜひ応援をお願いしたいと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

新型コロナワクチン接種について

(新潟日報)

 高齢者のワクチン接種についてお聞かせください。1回目が84パーセント、2回目が65パーセント(の方が接種を受けられた)と先ほどおっしゃったかと思いますけれども、政府は7月末の完了を一つのめどとしていましたし、花角知事も昨日の会見で、おおむね終えられたという趣旨の発言をされたかと思います。新潟市の現状について、この数字を踏まえて、7月末で達成できたかどうか、市長のその辺のお考えをお聞かせください。

(市長)

 先ほど申し上げた新潟市の高齢者接種の状況につきましては、おおむね順調に進んできていると思っております。7月末までに約70パーセントの方が2回目の接種を完了できる見込みでありますので、私といたしましては、政府の7月末までに高齢者接種を完了してほしいという要請については十分応えることができていると認識しております。

(新潟日報)

 (65歳以上の)7割が7月末(までに2回目の接種を完了する)となると、(残りの)3割はどうなるのかという部分ですが、そこへの働きかけはどのようにされていきますか。

(市長)

 これまでの間につきましても、「予約お手伝い隊」によって予約をお手伝いしたり、各区において民生委員の皆さまなどを通じて、まだ接種が済んでいない方々に対して働きかけをきめ細かに行ってきたところであります。
 今後も接種を希望するけれども接種ができていない皆さま方のお手伝いをして、残る30パーセントの高齢者接種ができるように取り組んでいきたいと思っています。

(新潟日報)

 この後、事務方から(ワクチン接種の)アンケートの話があるということでしたけれども、内容はそこで伺うとして、市長がこの結果を見られて、例えばこんな要望があったのかとか、市民はこういったニーズがあるのかと思われたこととか、アンケートをして施策に生かせそうだなと思った部分など、市長のアンケートの受け止めを教えてください。

(市長)

 当初、2千人くらいのサンプルがあれば十分分析ができるというお話でありましたけれども、アンケートを行った実際の件数が7,268件と大変多くの方からご回答いただいたということで、ワクチン接種につきましては市民の皆さまの関心が非常に高いということを感じております。

(新潟日報)

 今後の集団接種会場の設置や個別接種のあり方などに生かせそうな部分はありますでしょうか。

(市長)

 十分あるかと思います。(担当部署から)後ほど説明させていただきますけれども、今回は、今後の新潟市のワクチン接種の十分な参考にさせていただこうということでアンケートを取らせていただきました。
 国からのワクチン供給量が減少していく中で、今後、新潟市の集団接種会場の設置などについて最大限活用していきたいと思っています。

(新潟日報)

 発表で、弥彦の体育館の接種日程の追加がありました。一方で、県が設置している朱鷺メッセの大規模会場などはまだ少し余裕がある日もあるようです。今、若い世代への感染が広がっているということを踏まえて、今の優先順位1(基礎疾患がある人、高齢者・障がい者施設等の従事者、障がいのある人など)、2(保育園・放課後児童クラブ等の職員、幼稚園・小中高等学校の教職員、60から64歳までの人)だけではなくてもう少し下の世代を検討されているのでしょうか。

(市長)

 そういったご指摘があったとしてもごもっともだとは思うのですけれども、今、新潟市といたしましては、優先順位1、2を優先的に接種させていただいている状況であります。今後は年齢を下げて、順次対応していきたいと考えています。

(新潟日報)

 年齢を下げて順次というのは、朱鷺メッセで今これからするということではなくて、今後というのはどういったタイミングで考えていますか。

(市長)

 ご質問は、県の朱鷺メッセにおいて空きがあるので(若い世代について)対応してはどうだということですね。
 まず、ワクチンについては、我々新潟市として集団接種を行っていますし、県は大規模接種で補完をいただいている。また、個別医療機関があって、また職域接種ということで年齢にかかわらず接種をしていただいているような状況になります。
 我々としては今、原則論として年齢を下げて対応していきたいと思っていますし、県の大規模接種の対応につきましては、県でご検討いただくことが基本だと思っています。

(毎日新聞)

 先ほど市長から、高齢者は7月末まで(に接種を完了させる)という目標は一応達成できたというお話がありましたが、振り返ってみると、当初、なかなか接種が進まない中で、県が大規模接種会場を接種したりしてテコ入れがかかってきたと思うのですけれども、改めて高齢者接種について県と市の連携がどうだったかを振り返って教えていただけますか。

(市長)

 新潟市としてスタート時点で個別接種の予約について混乱を生じさせ、市民の皆さまにはご迷惑をおかけしたと思っています。その後、集団接種会場を増設し対応してまいりましたけれども、そうした中で県から大規模接種会場を設置していただき、新潟市をいち早く応援いただいたことにつきましては、大変ありがたく思っているところです。

(毎日新聞)

 一方で、先ほども少しお話がありましたが、国からのワクチン供給量の減少が全国的に課題になっていると思います。県の試算では、今のままの接種体制でいくと8月中にワクチンが不足するといったデータも出ていますが、改めて市として、今、ワクチン供給量は全体的にどのような状況にあるのかということと、これから先、64歳以下の接種が始まっていくと思いますが、そこら辺のスケジュール感覚、現時点で市長が把握されているところを教えてください。

(市長)

 ワクチンは国から、8月2日分と16日分ということで供給していただきますけれども、その基本的な対応というのは、全体の8割を市区町村の人口に応じた配分量が国から割り当てられると。残りの2割につきましては、県が設置する大規模接種分と、調整枠として都道府県が市区町村に上乗せ配分するということになります。
 本市は8月2日分が59箱、16日分がまだ分かりませんけれども、県の調整分としていただけることになっております。それから8月30日以降は、ご承知のとおり、すべて都道府県に配分され、県が市町村への配分量を市町村の接種ペースに応じ調整の上、決定されることになっております。

(NHK)

 先ほど59歳以下のアンケートの件で、非常に関心が高いことも分かったというお話でしたけれども、これは、早く日程を示してほしい、打ちたいという思いの表れだと思うのですけれども、市としていつくらいにこのスケジュールを示せそうか、現段階でのお考えをお伺いします。

(市長)

 8月、9月、同じような供給量になりそうであります。我々としてはできるだけ早く対応していきたいと思っています。

(NHK)

 今月中とか、だいたいの時期の目安というのはあるのでしょうか。

(市長)

 先ほど申し上げましたように、新潟市の基本的な対応としましては、減少する国からのワクチンの供給量に応じて個別接種、新潟市も限られたワクチンの供給量でありますけれども、それをうまく組み合わせながら8月、9月を乗り越えていきたいと思っています。

(読売新聞)

 若い世代に感染が広がっているということで、10代や20代を優先的にワクチン接種の予約を受け付けるとか、そのあたりのお考えはありますか。

(市長)

 新潟市の集団接種会場につきましては、当初からお示ししております年齢の高い方々が重症化をするという考え方から、高齢者接種から順番に取り組んで、今も年齢の高い方から順に年齢を下げていこうという考え方が基本になります。

(読売新聞)

 東京都などでは10代、20代から優先的に追加していくというところも中にはあるようですが、現代階ではそのような検討はされていますか。

(市長)

 国からのワクチンの供給量が今のように減少していないような状況で、新潟市が求めるだけのワクチンの供給をいただけるということであれば検討の余地はあると思うのですけれども、従来から比べますと、ワクチンの供給量はかなり減少している中で、今の基本的な考え方を取り崩して若い世代の皆さまに、繰り返しになりますけれども、ワクチンの供給量が十分であり我々も体制を十分拡充してきた中で、今、ワクチンの供給量が減って、体制も縮小している中で対応していくというのは非常に難しい課題だろうと思っています。

(朝日新聞)

 国からのワクチンの供給が減っている中で、一部で2回目の接種を予定する人たちに対するワクチンが足りるのかどうかという不安の声も聞こえてくるのですけれども、具体的に今それを確保しているのか、あるいは何か取り組みをして確保に向けて頑張っていらっしゃるのか、何か市民に対して(呼びかけが)あればお願いいたします。

(市長)

 1回目の打っていただいた方の2回目のワクチンの確保につきましては、しっかり対応できていると思っています。

(朝日新聞)

 それはすでにストックがあるということなのか。あるいは別なところからやり繰りをして確保しているのか、どういう状況でしょうか。

(市長)

 今後の供給量ということを計算しながら対応していくということだと思っています。

(野島保健衛生部長)

 新潟市の個別及び集団接種につきましては、1回目の接種がほぼ終わり、あとは2回目の接種を着々と進めているところですので、それにつきましてはしっかりと確保しています。新規の集団及び個別接種につきましては、今後のワクチン量を見ながら、再開に向けて検討を進めているところです。

(新潟日報)

 先ほどの質問にありましたが、県の大規模接種の朱鷺メッセ会場なのですけれども、今はインターネットで予約ができるので、毎日見ているのですが、新潟市分として確保された分の予約が増えていかないという印象がございます。
 一方で、新潟空港会場(の予約)はかなり進んで全部埋まっていて、市の分析として、なぜこのような差が出てしまっているのかという分析などはありますでしょうか。

(市長)

 きちんと分析しているわけではないのですが、たびたびこのことを我々も話題にしているところです。
 昨日から新潟空港の会場が始まりましたけれども、新潟市内で新潟空港まで距離のある方もたくさんいると思うのですけれども、おかげさまで予約が進んだという一方で、朱鷺メッセは新潟市の中央区にあって、皆さまがご存じではないかと思うのですけれども、予約の空きがあるという状況にあります。大規模接種ということで、接種枠そのものが大変多いということもあると思いますし、もしかしたら、大規模接種会場はすごく大混雑をして時間がかかるのではないかという印象を、高齢者の皆さま、優先順位1、2の方々がお持ちになっているのかとか、そのようなことを話し合っているところであります。

(新潟日報)

 打っているワクチンの種類もファイザーとモデルナと、ファイザーが新潟空港で、モデルナが朱鷺メッセなのですけれども、そちらが違うというのも何か影響がございますでしょうか。

(市長)

 そういうことがもしかしたらあるのかもしれませんけれども、新潟市としてはファイザーであれモデルナであれ、効果については同じであるという認識に至っております。ワクチン(の種類)によって会場へ行っていただく人が多いとか少ないとかということはないと思っております。
 新潟大学におきましても、西区限定でありますけれどもモデルナということで接種の予約が進んでいると認識しています。

(新潟日報)

 現状では枠としては多いですけれども、あくまで優先順位1、2の方、もしくは高齢者の方を中心に受け付ける状況は変わらないというご認識でしたけれども、このままいってしまうともったいないという考えもございまして、あくまで新潟市の枠ということで県が設定されているものなので、そちらを埋めるというか予約を促すような施策というのは今後考えられていらっしゃいますでしょうか。

(市長)

 これまでも私個人は思ってきているのですけれども、朱鷺メッセで行っている県の大規模接種については、新潟市民の接種のために県が応援してきておりますので、新潟市としてもしっかり応援してやってほしいということを担当部局や新潟市役所の職員に申し上げているところであります。
 今後、県から、協力しながら朱鷺メッセにおけるワクチンの枠を(埋める)対応していこうではないかというお話があれば、我々としても積極的に、今まで以上に協力していきたいと思っています。

(朝日新聞)

 朱鷺メッセの予約枠がまだあるということで、先ほど、もしかしたらモデルナに対して抵抗感のある人もいるのではないかという質問もありましたけれども、市長ご自身は先日、接種をされて、ファイザーだったと思うのですが、その後の体調の変化やご自身の感触を伺います。

(市長)

 打った時は、皆さまに感想を申し上げましたように、それほど痛くはありませんでしたけれども、寝る時にはやはり痛みが出て、寝返りが打てないという状況がありました。その翌日からは全く痛みはありません。このように元気です。

市内の感染状況および感染対策について

(新潟日報)

 最近の感染状況について、冒頭市長からもご説明がありました。危機感を持って伝えられたかと思うのですけれども、新潟県内も(感染者が)増えている中で、やはり新潟市が目立つ状況にあるかと思います。こういう状況が続いた場合に、春先にもありました県による特別警報などといったことも視野に入ってくるのではないかと思います。その場合は、市長のお考えも踏まえたものになるかと思うのですけれども、現段階で、特別警報など一段踏み込んだ県民、市民への呼びかけが必要かどうか。現状をどのようにご覧になっているでしょうか。

(市長)

 いったん、県の警報が解除され注意報に一段下がりましたけれども、その後、県の警報が再発令された要因につきましては、緊急事態宣言の地域をはじめ首都圏において感染が拡大している。これまでもあちら(首都圏など)で感染拡大しますと、その影響で新潟市の感染者も徐々に増えていく傾向が見て取れましたので、同じような影響が出ているのではないかと認識いたしております。
 また、先ほど申し上げましたように、デルタ株も従来型に比べて感染力が強いと言われておりますし、変異株に置き換わっておりまして、これまでの間、接待を伴う飲食店でのクラスターあるいは障がい者施設でのクラスター、ある会社の中でのクラスターということで、大変足が早いと言いますか、そのように認識して今日の状況に至っていると思っております。
 こうした状況を十分注視し、県の皆さまと情報共有しながら、今後の対応についてはあたっていきたいと思っています。

(新潟日報)

 県と情報共有して、現状を分析されながら、必要に応じては特別警報といった一段踏み込んだ措置も必要というお考えでしょうか。

(市長)

 そこは認識が一致すれば、躊躇することなく県に対応を求めてまいりたいと思っております。また、対応がなされない場合につきましても、先ほど申し上げましたように、今、夏休みに入っておりますし、これからお盆の帰省の時期になり人流が増えてまいりますので、新潟市としてできることを、市民の皆さまに注意喚起を行っていく具体的な対策について検討していきたいと思っております。

(新潟日報)

 今ほどおっしゃった具体的な市民への呼びかけの部分につきましては、例えば昨年は、新潟大学とか新潟国際情報大学に市長が伺って学長にお伝えしたりということがあったかと思います。若い人にターゲットを絞って、大学が夏休みなので効果はどうか分かりませんが、企業に対してより若い世代へと呼びかけをするとか、今、具体的な検討状況がありましたら教えてください。

(市長)

 今、ご指摘いただいたとおりで、新潟大学あるいは新潟国際情報大学に働きかけを行いましたけれども、今後の対応につきましては十分精査をした上で対応していきたいと思っています。
 さまざまなSNS、具体的なビラなどを通じて新潟市民に呼びかけていくことが必要だろうと思っています。

(BSN)

 改めて特別警報の認識についてもう一度お伺いしたいのですが、(新潟市の)現状は特別警報というところまでいっていないということなのか、改めてお願いします。

(市長)

 警報につきましては、県の基準にのっとって県が発令することになっておりますので、我々としては県と現状の認識を共有した上で、新潟市としての考え方をお伝えし県が発令すると認識しております。
 現段階におきまして、県の特別警報を発令するような状況には至っていないと考えています。

(BSN)

 新潟市から、特別警報を出すべきではないかといったアクションを起こすということは、現段階では考えていないということでよろしいですか。

(市長)

 今、すぐさま県に対して対応を求めることは考えておりません。
 しかしながら、過去にないほど急拡大しておりますので、こうした点につきましては、県と情報を共有しながらしっかりと対応していく必要があるだろうと思っています。

(NHK)

 お盆前といったこともありましたけれども、現段階で県外にいらっしゃる市民の方に向けたメッセージとか、市としての対応は何かお考えでしょうか。もしくは来週、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開くとかメッセージなどお盆に向けて市の対応があれば教えてください。

(市長)

 お盆前までには、新潟市としても新型コロナウイルス感染症対策本部会議などを開き、先ほど申し上げた具体的な市としてできることを市民の皆さまにご協力をお願いしていきたいと思います。

高齢者向けタクシーチケットの転売について

(読売新聞)

 65歳以上に配布しているタクシーチケットの関係で、この前、フリーマーケットアプリで転売されていることが確認されましたけれども、市長の受け止めをお願いします。

(市長)

 そもそもこのタクシーチケットなのですけれども、高齢者のワクチン接種に際し、個別であれ集団であれ、高齢者の皆さまの会場までの足の確保の一助とするとともに、タクシー業界を支援したいという目的で作った事業でありまして、今回、未使用のものが売却されるということは、私としては想定しておりませんでした。
 市民の皆さまにはぜひ本事業の趣旨をご理解いただき、ワクチン接種を中心に積極的に活用していただきたいと思います。

(読売新聞)

 今回の件を踏まえまして、この制度の欠陥や問題点をどのように考えていらっしゃいますか。例えば番号を振っていなかったりとか、その日だけに限定して使ってもらうとか、タクシーに乗る時に年齢確認するとか、問題点があるのではないかと思っているのですけれども、そのあたりはいかがですか。

(市長)

 今は十分な検証はできておりませんけれども、我々としては一つの目的ではなくて、ワクチン接種の会場に向かう高齢者の皆さまの足というのが一つ。もう一つが、新型コロナウイルス感染症で打撃を受けるタクシー業界の皆さまの支援ということで、タクシーチケットの利用の期間については9月末までを、おそらくワクチンも、当初我々が見込んだものも、それほど早く政府から7月末までにというような要請もない段階でこの事業を作りましたので、その時はかなりかかるのだろうということもありましたし、繰り返しになりますが、タクシー業界の皆さまを何とか支援したいという思いで少し期間を長くしたといういきさつがあります。
 しかし現実にはこういうことが起こっておりますので、今後、しっかりと検証して、次に備えていきたいと思っています。

(朝日新聞)

 今の質問に関連して、当初の趣旨と違うと、当初は高齢者の足の確保という意味での配布が一つの目的だと思うのですけれども、もう一つはタクシー業界の支援ということで、実際に転売をされても、どのみち新潟市内でしか使えないということで、だれかが新潟市内のタクシーに乗って(タクシー業界が)潤うということであれば、最終的な目的というのはある意味達成されるのではないかという声も聞いています。それが転売されるということは、実際、高齢者の方が必要なかったということで、捨てられるよりはそちらの方がいいのではないかと言っている方もいらっしゃるのですけれども、市が被る実害みたいなものがあれば、趣旨と違うということ以外にもしあればお願いいたします。

(市長)

 私もタクシーに乗るたびに、タクシーチケットを使っていただいているでしょうかと、タクシーの運転手にお聞きするのですけれども、三、四度お聞きしたのですけれども、使っていただいていますという答えだったのです。ワクチン接種会場以外にも使う可能性もあると思ったのですけれども、(ワクチン接種の)帰りにお使いになっていただいていますというのがタクシーの業界の皆さまの私が聞いた範囲でしかありませんけれども、そういったお答えでありました。
 質問は何でしたか。

(朝日新聞)

 受け取った本人以外の方が転売をされて使うということについて、そのうちだれかが使うのであれば、無駄にならないのではないかと。

(市長)

 そういうことは想定していませんでした。
 高齢者の方々ですから、ご自分お一人で接種会場に行けない方も当然いらっしゃると思いますけれども、ご家族の方がついて接種会場に行ってお帰りになるということも。ですから本人だけではなくて家族の方も使うということは想定していましたけれども、転売をして、どなたでも使っていいというところまでは我々は、あくまでも原則、基本は高齢者の皆さまのワクチン接種に使っていただきたいという思いで作った事業です。

(朝日新聞)

 転売するという行為は、具体的にどういうところがいけないのか。それは市の本来の趣旨と違うからいけないのか、あるいは別に実害があるからいけないのかというところを明確にしたいと思ったのですけれども、いかがでしょうか。

(市長)

 我々が当初、この事業を立ち上げた趣旨と違うということですよね。
 高齢者の皆さま、ワクチン接種、タクシー業界の支援、この範囲の中で使っていただきたいという本来の事業の目的から、転売をして、高齢者でもない方々、ワクチン接種にも関わらない皆さまが利用するということは、本来の事業の趣旨から外れていると認識しています。

(朝日新聞)

 つまり、500円のタクシーチケットも税金で賄っているというところから、本来の趣旨とは違うところで使われると税金の無駄遣いにつながるという理解でよろしいですか。

(市長)

 そういう理解でいいかと思います。
 ただし、高齢者の皆さまがワクチン接種を中心にご利用いただくということで、皆さまからご理解いただきたいと思っています。

東京オリンピックについて

(毎日新聞)

 東京五輪についてお伺いします。連日、日本選手団のメダルラッシュが続いておりますけれども、まず、この状況を見て市長のご感想をいただけますでしょうか。

(市長)

 開催国ということもあると思いますし、選手の皆さまが、1年延期になりましたけれども、そうした中でも困難と闘いながらコンディショニングをしてきて、今回、メダルを期待された皆さまが期待に応えてメダルを取っておられること、本当に素晴らしいことだと思っています。選手の皆さまを心から称えたいと思っています。

(毎日新聞)

 今日も7人制ラグビーですとか競泳などが予定されていますけれども、新潟ゆかりの選手も続々と登場してくるところだと思います。市長は今までの大会を見られていて、もしくはこれから先の大会で気になっている競技だったり、これはおもしろかったという競技がありましたらお聞かせください。

(市長)

 私ももともとスポーツは好きですし、これまで期待していた方々がメダルを取っていますし、特にこれからは女子7人制のラクビーに秋葉区出身の原わか花選手も出場しますし、水沼尚輝選手も本日の夜に登場しますので、ぜひ自分の力を十分発揮してメダルを獲得していただきたいと思います。

(毎日新聞)

 東京都で連日、過去最多の感染者数を更新していまして、感染拡大と東京五輪というところで批判の声も多いですけれども、そういった中での大会実施について、市長はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

(市長)

 東京の感染状況が過去を更新するほど感染者が多くなりまして、そうした中で東京オリンピックが開催されているということにつきましては、大変な中で、これまでのオリンピックの歴史にはないような状況の中でオリンピックが開催されていると認識しております。
 私としては、何とかオリンピックが最後まで感染症と闘いながら、有終の美を飾っていただきたいと思っております。
 ただし一方で、東京の感染状況につきましては本当に厳しい状況にあると認識しております。

公共施設の再編について

(新潟日報)

 今、計画の改定に向けた作業が進んでいますが、現状の認識と、今後の改定に向けてどのような点を重点的に考えて実践的な計画へ改定していきたいと考えていらっしゃるか、お聞かせください。

(市長)

 公共施設の再編ということで、地域別実行計画を策定してまいりましたけれども、策定までに一定の時間がかかりまして、5年間で5地域の策定にとどまっているということで、計画策定の加速化を図っていく必要があると考えております。
 そうしたことで、今回、これまでワークショップの中で施設の再編の方向性を市民の皆さまから問われることもありましたので、議論のたたき台となる地域別の再編案を練っているところであります。これを年末にお示しし、来年度から、残る50地域の計画策定の加速化を図っていきたいと思っています。

過去の市長記者会見

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