市報にいがた 令和4年1月3日 2758号 1面から3面
最終更新日:2022年1月3日
みんなの笑顔があふれるまち にいがた
市長新春メッセージ
新年おめでとうございます。皆さまにおかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと思います。
さて、新型コロナウイルス感染拡大防止対策については、ワクチン接種をはじめ、市民や事業者の皆さまのご協力や、医療従事者の皆さまのご尽力を頂き、心から感謝申し上げます。引き続き、今後の感染状況をしっかり把握し、感染拡大防止に全力で取り組んでまいります。
現在本市は、新潟駅、万代、古町をつなぐ都心軸を中心に、まちづくりの大きな転換期を迎えています。昨年9月には、都心エリアのまちづくりの方向性を取りまとめました。都市機能の集積や魅力の創出、にぎわいづくりに市民の皆さまと一体となって取り組むことで、「緑あふれ、人・モノ・情報が行き交う活力あるエリア」を創造し、都心の成長エネルギーを市全域に波及させ、「ビジネスを展開するまち」「訪れたいまち」をつくってまいります。
また、デジタル化の進展でこれまでとは違った働き方や生活スタイルが定着してきており、首都圏などから地方への新たな人の流れを生み出すチャンスです。都市部と自然豊かな田園地域が調和する本市の強みを生かし、安心安全な生活環境の確保や、子育てや福祉といった市民サービスの充実などにより、笑顔と活力あふれる「暮らしやすいまち」づくりを進めてまいります。
市民の皆さまに明るい希望を持っていただけるよう、県と連携し感染対策や医療提供体制の強化を図りながら経済社会活動を回復させ、ポストコロナ時代への変化に対応した「選ばれる都市 新潟市」の実現に全力を挙げてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新潟市長
未来に向かって希望が輝く 新しい新潟
さまざまな分野で活躍している市民の皆さんから、新しい年を迎えての抱負や未来に向けた思いを聞きました。
問い合わせ 広報課(電話:025-226-2089)
新潟産食材で古町を魅力的に
日本料理 古門
前田 裕貴(ゆうき)さん
東京のホテルで和食料理人として修業した後新潟にUターンし、5年前から古町にある当店で働いています。「一期一会のおもてなし」をモットーに、日本らしい四季を感じられる調理を心掛けています。
生産者から近く、鮮度の良い新潟産の野菜や魚介類をすぐにお客様に提供できることが当店の強みだと考えています。年齢層の高い方だけでなく、若い人たちにも「いつか常連になりたい」と憧れてもらえるような魅力的なお店を作っていきたいです。
※一華開五葉(いっかごようにひらく)…禅語の1つで、「ひたむきに努力していれば自然と良い結果が出る」の意
市内産の海老(えび)芋とやわ肌ねぎを使った前田さんの創作料理
農業を通じて地元に恩返し
農事組合法人緑夢(ぐりむ)
帆刈 美奈(みな)さん
以前は調理師をしていて、「料理に使う食材をいつか自分で作ってみたい」と思っていました。元々農業を営んでいた父の田植えを手伝ったことをきっかけに、昨年の7月から本格的に就農しました。
周りの農家さんや農協の方々に栽培技術を教えてもらったり、育てた野菜を買ってくれたお客さんが「おいしかったよ」と声をかけてくれたりと、地域の皆さんと多く関われることがうれしいです。さらに知識を増やして、今年はトマトやレタスの作付けにも挑戦したいと思っています。
冬場はビニールハウスでホウレン草を栽培。手作業で丁寧に収穫
高齢者の健康寿命延伸に貢献
NPO法人 健康生きがいづくり新潟
理事長 池田 昇さん
私たちは、市内各地で開催している「フレイルチェック」の運営ボランティア「フレイルサポーター」として活動しています。フレイルとは加齢により心身の活力が低下した状態のことで、参加者の皆さんが健康な生活を維持できるよう、食習慣や身体機能などの点検をお手伝いしています。
フレイルを予防するには栄養や運動だけでなく、社会とのつながりを持ち続けることが大切です。サポーターの活動でさまざまな場所に出掛け、いろいろな人と会うことが、私自身の健康づくりと生きがいになっています。
池田さんは現在74歳。フレイルサポーターもほとんどが高齢者です
自然豊かな環境で子育て
東京から江南区へ移住
小堺 勝人(こざかい かつと)さん・斗織(とおり)ちゃん(左)・衣織(いおり)ちゃん(右)
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、空き家になっていた妻の祖母の家へ昨年3月に移住しました。ちょうど第3子が生まれたタイミングでもあり、より良い子育て環境を考えた結果、市内の企業に転職して新潟で暮らすことに決めました。
新潟の食べ物はとてもおいしいし、移動や生活に不便を感じることはなく、広い公園も多くて子育てするには申し分のない街だと思います。今年は家族で近くの温泉に出掛けたり自宅の庭いじりをしたりと、さらに新潟での暮らしを楽しみたいです。
夏には広い庭で水遊びを楽しみました
地域の宝を次の世代につなげる
上堰潟公園を育てる会
会長 齋藤 一雄(さいとう かずお)さん
西蒲区の上堰潟(うわせきがた)は、昭和30年代から昭和50年代の用排水路整備によって水の出入りがなくなり、一時は荒れ地になっていました。平成11年に公園として潟が再整備されたことをきっかけに、月1回の周辺の草取りや潟舟乗船体験イベントなどの活動を続けています。
また、松野尾小学校の子どもたちに潟の自然や歴史を教える出前授業も行っています。最近は地元の人でも潟の成り立ちを知らない人が増えているように感じます。貴重な地域資源である潟をみんなが誇りに思えるよう、これからもその魅力を伝えていきたいと考えています。
昨年は市内の大学生と潟の魅力を発信する活動も実施
まちなかの価値を高めたい
白倉 和宏さん
私は15年ほど前から、官民連携でまちなかの活性化を目指す活動に参加しています。これまで、ミズベリング信濃川やすらぎ堤への出店や、万代ガルベストン通りでのにぎわい創出社会実験など、まちの活性化に取り組んできました。
感染症の影響で最近はなかなか人が集まることができなかったので、今年こそはたまったエネルギーを発散させて、まちを盛り上げていきたいです。自分が生まれ育ち、愛着のある新潟市を、市民みんなが自慢できるまちにしたいと思っています。
万代ガルベストン通りに出店やテーブル、いすを設置し、にぎわいを創出
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