市報にいがた 令和4年3月6日 2762号 5面
最終更新日:2022年3月6日
最終回 みなとまち新潟 歴史探訪(55)
市街化の進展~広がる住宅地
昭和30年(1955年)ごろ、新潟市の都市部では住宅難が生じていました。昭和30年から40年にかけて周辺町村との合併が行われたこともあり、人々は合併町村を含む郊外に住宅地を求めるようになります。特に、昭和30年10月1日に起きた新潟大火と、昭和39年6月16日に発生した新潟地震は、市民が郊外に住宅を構えるきっかけになりました。
新潟市は、住宅を確保するため大規模な団地造成を行いました。昭和31年から西新潟の砂丘地に坂井輪団地の造成を、昭和37年には石山地区に5年間で1,000戸近い住宅を建築する石山団地の造成を始め、新潟市の産業を支える人々の家を郊外に建築しました。昭和40年代には、曽野木団地や桃山町住宅のように公営住宅のほとんどが高層アパートになりました。
その後、民間業者による住宅地の造成も進み、新潟市の市街地はさらに郊外へと拡大していくことになります。
新潟市の住宅政策(「昭和33年版市勢要覧新潟」所載)
分譲住宅の公募記事(新潟市政だより昭和32年10月5日)
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