市報にいがた 令和4年8月7日 2772号 5面
最終更新日:2022年8月7日
連載 新潟の食をめぐる(9)
大倉屋(北区・割烹)
歴史ある企業や店舗を訪ねます。
創業当時から伝わる川魚料理
鯉のうま煮
同店は明治時代に北区葛塚地区で鮮魚店兼仕出し料理屋として創業した、120年以上の歴史を持つ老舗です。「昔は新井郷川が店のすぐそばを流れていたそうです。川の中にいけすを作り、コイやウナギを市場に卸したり料理に使ったりしたと聞いています」と4代目店主の大倉さん。戦後ごろから割烹として営業を始め、今でも地元の川魚を使った料理が名物として振る舞われています。
仕事を通じて地元に貢献
大倉さんは「地域密着」を掲げ、地元に愛される店を目指しています。「17年ほど前からランチ営業を行ったり、お客さまの好みに合わせてコースメニューを分けたりと、気軽に来店してもらえるよう工夫をしています」。また、北区特産のサツマイモ「しるきーも」を使ったスイーツの移動販売や、近隣の飲食店と連携して葛塚市に出店する「うまいもん市場」など、地域を盛り上げる活動にも取り組んでいます。「これからも仕事を通じてまちづくりに貢献していきたいです」と語ってくれました。
4代目 大倉雄二さん
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