市報にいがた 令和4年12月4日 2780号 情報ひろば
最終更新日:2022年12月4日
冬に多い高齢者の事故 入浴中の事故・餅での窒息に注意
事故を予防し、発生したときは慌てず冷静に対処しましょう。また、万一に備え応急手当を学びましょう。 ※1月の講習会日程は2面に掲載
問い合わせ 消防局救急課(電話:025-288-3260)
入浴中の事故(ヒートショック)
入浴中の事故の発生件数(令和3年)
例年、寒い時期に多く発生しています。
どんな人がなりやすい?
- 熱い湯や長湯が好きな人
- 高血圧、糖尿病、不整脈などの持病がある人
予防のポイント
- 脱衣所を暖める
- 風呂のふたを開けておく
- 湯温は41℃以下にする
- 食後、飲酒後、服薬後すぐの入浴は控える
- 入浴前に水分補給をする
※トイレや廊下などでも発生しやすいので、部屋を移動するときは上着を着る
応急手当
- 湯に溺れないように浴槽の栓を抜き、浴槽から引き上げる
- 呼吸がない、または判断に迷うときは胸骨圧迫を行う
ヒートショックとは
急激な温度変化により血圧が変動することで起こる健康被害です。
失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、市内で毎年100人以上が亡くなっています。
出典:日本医師会
餅での窒息
どんな人がなりやすい?
・食事中むせることがある人
・かむ力、のみ込む力が弱い人
予防のポイント
・のみ込みやすい大きさにする
・食べるときはよくかむ
応急手当
1. 手の付け根で肩甲骨の間を強くたたく(背部叩打(こうだ)法)
2. 後ろから持ち上げ、腹部を上方へ圧迫する(腹部突き上げ法)
※反応や呼吸がない、または判断に迷うときは胸骨圧迫を行う
意識がない、普段と様子が違うときは 119番通報
消防局マスコットキャラクター「消太くん」
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