市報にいがた 令和5年4月16日 2789号 5面
最終更新日:2023年4月16日
早期解決・風化防止に向けて 拉致問題への認識を深めよう
新潟市では、同問題の早期解決を目指すため、昨年12月に「新潟市拉致問題等啓発推進条例」を施行しました。
北朝鮮による拉致問題の早期解決には、一人一人が関心を持ち続けることが大切です。今後も市では、同問題が解決するまで市民の皆さんに関心を持ち続けてもらえるよう、啓発活動に取り組んでいきます。
問い合わせ 防災課(電話:025-226-1143)
拉致問題とは
1970年から80年代、多くの日本人が不自然な形で行方不明になりました。日本の当局の調査や亡命北朝鮮工作員の証言から、これらの事件の多くは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになりました。
新潟市内では、1977年11月に横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されました。1974年2月に佐渡市で行方不明になった新潟市出身の大澤孝司さんも、拉致の疑いが濃厚な「特定失踪者」とされています。
2002年、北朝鮮は拉致の事実を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年、5人の拉致被害者が日本へ帰国しましたが、その後の進展はなく、残された被害者はいまだ帰国できていません。全ての拉致被害者の一刻も早い帰国が望まれています。
横田めぐみさん
自宅玄関前にて
昭和52年(1977年)
私たちにできること
- 拉致問題解決に向けたイベントに参加する
- 拉致問題について家族や友人と話し合う
- 署名活動に可能な限り協力する
- ブルーリボン運動(被害者の生存と救出を信じる意思表示として青いリボンを身に着ける運動)に協力する
ブルーリボン
日本と北朝鮮を隔てる「日本海の青」、被害者と家族を結ぶ「青い空」をイメージしている
市が取り組む啓発活動
- 「忘れるな拉致 県民集会」を開催(新潟日報社、新潟県と共催)
- 映画「めぐみ 引き裂かれた家族の30年」上映会(国、県と共催)
- 市役所本館、西蒲区役所などに懸垂幕や看板を設置
- 市職員のブルーリボン着用、職員研修での講義
- 政府へ拉致問題の解決に向けた要望書を提出
- アニメーション動画の視聴など、全ての市立学校で拉致問題の啓発・指導を実施
- 拉致問題パネル展を開催(県と共催)(下表)
日時 | 会場 |
---|---|
5月31日から6月14日(水曜)午前8時30分から午後9時30分 ※6月4日(日曜)除く |
北区役所 |
6月21日から7月5日(水曜)午前9時から午後10時 | 白根学習館(南区田中) |
7月12日から26日(水曜)午前8時30分から午後5時30分 ※土曜・日曜、祝日除く |
江南区役所 |
決まり次第、新潟市ホームページに掲載 | 坂井輪地区公民館(西区寺尾上3) |
決まり次第、新潟市ホームページに掲載 | 西蒲区役所 |
決まり次第、新潟市ホームページに掲載 | 秋葉区役所 |
決まり次第、新潟市ホームページに掲載 | 東区役所 |
決まり次第、新潟市ホームページに掲載 | クロスパルにいがた(中央区礎町通3) |
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