市報にいがた 令和5年12月3日 2804号 3面

最終更新日:2023年12月3日

冬に多い高齢者の事故 入浴中の事故・餅での窒息に注意

 事故を予防し、発生したときは慌てず冷静に対処しましょう。また、万一に備え応急手当を学びましょう。 ※1月の講習会日程は別冊情報ひろば3面に掲載

問い合わせ 消防局救急課(電話:025-288-3260)

意識が無い、普段と様子が違うときは119番通報

入浴中の事故(ヒートショック)

※出典:政府広報オンライン

 ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が変動することで起こる健康被害です。失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、新潟市内で毎年100人以上が亡くなっています。
 例年、11月から3月の寒い時期に多く発生しています。

ヒートショックの例

どんな人がなりやすい?

  • 熱い湯や長湯が好きな人
  • 高血圧、糖尿病、不整脈などの持病がある人

予防のポイント

  • 脱衣所を暖める
  • 風呂のふたを開け、浴室内を暖めておく
  • 湯温は41℃以下で、入浴時間は10分以内にする
  • 食後、飲酒後、服薬後すぐの入浴は控える
  • 入浴前に水分補給をする

イラスト

応急手当

  • 湯に溺れないように浴槽の栓を抜く
  • 意識がなければ浴槽から引き上げる
  • 呼吸がない、または判断に迷うときは胸骨圧迫を行う

餅での窒息

※出典:政府広報オンライン

どんな人がなりやすい?

  • 食事中むせることがある人
  • かむ力、のみ込む力が弱い人

予防のポイント

  • のみ込みやすい大きさにする
  • 食べるときはよくかむ

応急手当

  1. 手の付け根で肩甲骨の間を強くたたく(背部叩打法)
  2. 後ろから持ち上げ、腹部を上方へ圧迫する(腹部突き上げ法)

※反応がなければ胸骨圧迫を行う

背部叩打(こうだ)法
1. 背部叩打(こうだ)法

腹部突き上げ法
2. 腹部突き上げ法

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