市報にいがた 令和6年5月19日 2815号 5面

最終更新日:2024年5月19日

連載 未来への扉(7)

 図書館司書がお薦めする、子ども・子育て世代向けの本を紹介します。

問い合わせ 西川図書館(電話:0256-88-0001)

『としょかんライオン』

作:ミシェル・ヌードセン
絵:ケビン・ホークス
訳:福本 友美子
出版社:岩崎書店
発行年:2007年
市内図書館所蔵数:26冊

としょかんライオン

あらすじ

 この図書館は、みんながさまざまな決まりを守りながら利用しています。ある日突然1頭のライオンがやってきました。しかし、図書館にはライオンが来てはいけないという決まりはありません。そこでメリウェザー館長はライオンを受け入れ、決まりを破ったときにだけ注意をしました。それからライオンは何度も来るようになり、図書館の仕事を手伝うようになりました。みんながライオンに慣れた頃、館長が踏み台から落ちてしまいます。

おすすめポイント

 登場人物たちは、最初はライオンを怖がります。しかし、そんな人たちがライオンを受け入れていく姿や、ライオンが決まりを守って仕事を手伝う姿に胸が温かくなります。
 館長が倒れてしまう場面では、決まりについて考えてしまいます。決まりとは何なのでしょうか。
 図書館を舞台にライオンと周りの人たちの交流を通して、決まりについて考えさせてくれる絵本です。

イラスト

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