市報にいがた 令和6年9月15日 2823号 5面

最終更新日:2024年9月15日

連載 未来への扉(11)

 図書館司書がお薦めする、子ども・子育て世代向けの本を紹介します。

問い合わせ 亀田図書館(電話:025-382-4696)

『11ぴきのねことあほうどり』

作:馬場のぼる
出版社:こぐま社
発行年:1972年
市内図書館所蔵数:50冊

11ぴきのねことあほうどり

あらすじ

 11ぴきのねこが、コロッケの店を始めました。店は大繁盛でしたが、コロッケは少しずつ売れ残るようになります。ねこたちは残ったコロッケを毎日食べたので飽きてしまい、鳥の丸焼きが食べたいと言い出すようになります。
 そんな時、1羽のあほうどりが「コロッケを分けてほしい」とやってきます。あほうどりを見て、ねこたちは何やらたくらんでいるようです。
 あほうどりはどうなってしまうのでしょうか。

おすすめポイント

 おいしいコロッケも、さすがに毎日食べていると飽きてしまいます。そんなところにあほうどりが現れたらどうなるのか。ピカピカと目が輝き出し、舌なめずりをするねこたちの表情に注目です。物語は予想外の結末を迎えます。
 絵も楽しいですが、ねこたちとあほうどりの会話がとても面白いので、ぜひ声に出して読んでみてください。
 1972年に出版されてから、子どもたちに読み継がれてきた人気の絵本です。

イラスト

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