潮山寺 木造地蔵菩薩立像
最終更新日:2022年8月31日
木造地蔵菩薩立像について
木造地蔵菩薩立像
名称
木造地蔵菩薩立像
種類・種別
有形文化財・彫刻
指定年月日
市指定・昭和50年2月24日
概要
地蔵菩薩は寄木造りで丸くややうずたかい頭を持つ面長の顔立ちで、目も細く、唇もさほど厚みを表さず軽く結ばれています。なで肩の均整のとれた体躯に薄い衣をまとうさまが手慣れた刀法で刻まれ、流麗な衣や両足のくぼみなど効果的な表現によって、穏やかな姿にまとめられています。室町時代の作とされています。
潮山寺山門
潮山寺は、もと真言宗で本尊を地蔵菩薩として村民の延命や救済の請願として建立され、庄瀬村が開村(文禄検地帳に石高351石9斗7升の記録があります)されると曹洞宗に改宗されて、現在に至ります。慶長14(1609)年11月25日、能山存藝開基、三世令室元積開山と伝えられていますが、天正16(1588)年開基の記録もあり、潮山寺の寺号を使用以前の「光円坊」時代がこれにあたると考えられています。明治2(1869)年に堤外地の河原畑から移転してきましたが、明治42(1909)年に火災にあい、かろうじて山門と土蔵が残りました。本堂は大正15(1926)年に再建されました。加茂市の大昌寺の末寺です。
本堂
菩薩像はガラスケースに収められています
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