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市報にいがた 令和2年7月5日 2722号 2面・3面

最終更新日:2020年7月5日

新潟市水族館マリンピア日本海 開館30周年 知ってる? って言いたくなる7の小話

新潟市水族館マリンピア日本海 開館30周年 知ってる? って言いたくなる7の小話

野村卓之副館長

 イルカショーなど見どころ満載の同館。実は、水生生物や自然環境を調査研究するという重要な役割を担っています。思わず周りに話したくなる小話を、1990年の開館当初から知る野村卓之(のむらたかし)副館長が紹介します。

1 世界初!繁殖成功

別名「ノドグロ」として知られるアカムツの人工繁殖とバイカルアザラシの繁殖に、世界で初めて成功しました。大きく育った姿をぜひ水槽でご覧ください。

アカムツ幼魚
アカムツ幼魚

バイカルアザラシ幼獣
バイカルアザラシ幼獣

2 新種発見

新種発見した貝の一種、サラサベッコウタマガイとの出会いは30年間の中でも忘れられない出来事の一つです。佐渡の深海生物採集で発見した時は、これまで見たことのない姿に衝撃を受けました。殻が体の内側に隠れているんですよ。

サラサベッコウタマガイ
サラサベッコウタマガイ

3 開館当時から飼育

ターポンやハンドウイルカ、フンボルトペンギンの中には、開館当時から生きている個体もいます。30年間多くの方にご覧いただいています。

太古からほとんど姿を変えていない海水魚ターポン
太古からほとんど姿を変えていない海水魚ターポン

4 大水槽のガラスの厚さは?

30年間日本海大水槽を支えているアクリルガラスは20センチメートルもの厚さがあります。「水族館のしくみ」コーナーでこのガラスの強さの秘密を紹介しています。

日本海大水槽
日本海大水槽

水族館のしくみコーナー
水族館のしくみコーナー

5 希少な生き物の調査・研究

長年、絶滅の恐れのある淡水魚の調査・研究を行っています。信濃川水槽コーナーなどで取り組みを紹介しています。

昨年5月に生まれたシナイモツゴへの餌やり
昨年5月に生まれたシナイモツゴへの餌やり

シナイモツゴ
シナイモツゴ

6 エサも育てる?

敷地にヤナギを多く植えています。2008年に当館で産まれたアメリカビーバーの餌として、飼育担当者が管理しています。

ヤナギを食べるアメリカビーバー
ヤナギを食べるアメリカビーバー

7 群れの維持に全国で協力

当館ではフンボルトペンギンを腕輪で識別しています。情報は全国で把握され、近親交配を避けて群れを維持するために施設間で行う個体の交換などに役立ちます。

フンボルトペンギン
フンボルトペンギン

祝30周年 「マリンピア日本海」

中原八一

 県内有数の人気スポットである新潟市水族館マリンピア日本海が30周年を迎えます。日本海に沈む夕日を眺めることができる絶好のロケーションにあり、県内外から年間50万人以上の方が来館し、子どもから大人まで多くの方から愛されています。

 新潟市立の初代水族館は現在の西海岸公園に開館しました。その後、平成2年7月に市政100周年を記念し、2代目として現在の場所に移転、開館したのが「マリンピア日本海」です。平成24年には、さらに集客を図るためリニューアルを行い、展示を10の区域に分け、ストーリー性を持った分かりやすい展示で生物の多様性を紹介しています。

 見どころは、ダイナミックなジャンプが魅力のイルカショーはもちろん、日本海や信濃川流域に生息する生物から海外の珍しい生物まで多種多様な展示であり、その数は600種3万点を擁します。

 これからも見どころを情報発信していくとともに、さまざまな企画展示を通じて、何度でも訪れたくなる施設を目指していきます。

 30周年の節目にぜひ、皆さまからマリンピア日本海にお越しいただきますようお願いします。

新潟市長

中原八一 書き文字

30年の主な出来事

※現在展示していない生物の記載あり

1990年 7月27日 開館
1990年 8月16日 1日の入館者最多記録(23,737人)
1993年 5月6日 ラッコ4頭搬入(トム、ララ、ココ、モモ)
1993年 6月20日 新種の貝「サラサベッコウタマガイ」発見
1996年 6月20日 トド2頭をおたる水族館から受け入れ
1997年 3月11日 同施設で100羽目のフンボルトペンギンの繁殖を達成
1997年 8月27日 入館者500万人を達成
2000年 2月29日 マンボウ2尾を一般公開
2005年 4月18日 バイカルアザラシの繁殖に成功。飼育下では世界初。愛称を募集し「カル」に決定
2007年 8月17日 入館者1,000万人を達成
2008年 10月8日 ふくしま海洋科学館アクアマリンふくしまからスマ22尾を譲り受け、初展示
スマはマグロやカツオと同じ分類で、入手・輸送・飼育が困難な魚
2011年 3月11日 東日本大震災。4月1日からふくしま海洋科学館アクアマリンふくしまの生物を緊急受け入れ
2012年 7月15日 北区太夫浜でアカウミガメの産卵を確認(北限記録)
2012年 9月1日 リニューアルのため休館
2013年 7月15日 リニューアルオープン
2016年 2月8日 佐渡市の定置網でリュウグウノツカイを捕獲。現在は剥製を展示中
2019年 7月29日 同施設でカマイルカの初繁殖。これに伴い初めてイルカショーを中止
2020年 7月27日 開館30周年を迎える

もっと知りたい方は… 30周年企画展示「マリンピア日本海30年のあゆみ」

 これまで積み重ねてきた挑戦について、水槽を組み込んだ年表パネルで紹介しています。模型や実物で取り組みを解説するコーナーもあり、期間中に内容を入れ替えるので何度でも楽しめます。

日時 来年5月9日(日曜)まで ※内容変更準備期間は観覧不可

30周年企画展示「マリンピア日本海30年のあゆみ」

オリジナルクリアファイル 入館者プレゼント

日時 7月25日(土曜)から27日(月曜)
定員 各日先着100人
※絵柄は選べません

クリアファイル

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マリンピア日本海とは

 同館は日本海側有数規模の展示数と敷地面積を誇る水族館です。さまざまな展示のほか、水生生物や自然環境の調査研究・保護、体験学習企画や学校教育への協力を行うなど、生涯学習、文化、観光施設として幅広い世代から親しまれています。

マリンピア日本海

展示生物数 約600種3万点
開館時間 午前9時から午後5時
休館日 12月29日から1月1日、3月の第1木曜日とその翌日

  高校生以上 小・中学生 4歳以上
入館料 1,500円 600円 200円
年間パスポート 3,500円 1,300円 400円

問い合わせ 同館(電話:025-222-7500)
※別冊情報ひろば1面に関連記事を掲載

交通

自動車・バイク・自転車

駐車場750台(無料)。バイク、自転車は正門右手に駐輪場あり。車いす利用者には本館構内に駐車場所あり

バス

新潟交通路線バス 「新潟駅前」から水族館線「水族館前」下車すぐ
新潟市観光循環バス 「水族館前」下車すぐ

バス

タクシー

JR新潟駅から約15分、JR白山駅から約10分

新型コロナウイルス感染症対策

 入口での体調の確認、館内各所に設置した消毒液の利用や観覧中の間隔確保、マスクの着用をお願いしています。「3密」を避けるため一部プログラムも休止しています。ご理解をよろしくお願いします。(6月25日時点)

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    月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)

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