市報にいがた 令和4年1月3日 2758号 5面
最終更新日:2022年1月3日
連載 新潟の食をめぐる(3)
竹徳かまぼこ(中央区・練りもの加工)
歴史ある企業や店舗を訪ねます。
お祝い事のごちそう かまぼこ
「昭和30年ごろまでの板かまぼこは、職人の手作業で1日に100本程度しか作れない上、傷みやすかったと聞いています。祝いの席や料亭などで食べるごちそうでした」と竹中さん。同社は、昭和40年代に金型で加熱殺菌する「リテーナ成型法」を考案しました。
「特許を取り、水産加工の組合に無償で譲渡しました。製法は全国に普及し、板かまぼこを多くの人に、おいしく食べていただけるようになりました」
新潟が詰まった 海老しんじょう
竹中さんは28歳の時に120年以上続く家業を継ぎ、「海老(えび)しんじょう」を発売しました。
「新潟の料亭で作られている揚げしんじょうに、南蛮エビを混ぜました。発売当初、市外の方に『揚げ』を珍しがられ、新潟特有の調理法だと知りました」。商品は看板メニューに成長。「人との出会いで商品が生まれています。出会いを大切にしていきたいです」と話してくれました。
代表
竹中 広樹(ひろき)さん
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