3 新潟の公共交通機関について
最終更新日:2024年8月29日
受付日:令和6年4月 年齢:10歳代
ご意見・ご提案
私は県外に住んでいる電車好きの新潟生まれ新潟好きの学生です。年度末や月末、お盆に新潟市に帰省しています。
この前新潟のBRTの名称が廃止になったと聞きました。私はとてもショックを受けましたが、何か新しい公共交通機関の導入ができるのではないかと思っています。
私は新潟市が大好きです。実際、新潟市は政令指定都市で唯一JR以外の路線がない市です。最近では地方都市の栃木県の宇都宮市がLRTを導入して、沖縄県の那覇市もLRTの導入を決定したそうです。同じく地方都市である新潟市もそのような導入の検討はありますか?例えば、新潟駅前からLRTを導入したら、鉄道が走ってない古町方面へのアクセスが良くなると思います。
公共交通機関が導入され、コンパクトシティ化する新潟市にいつか戻りたいです。
回答
新潟市では、バス交通利用者の減少が、減便やサービス低下を招き、更なる利用者の減少を招くという「負の連鎖」が生じていたことから、この連鎖を断ち切り、将来にわたって持続可能な「新たな交通システム」導入に向けた検討調査を行ってきました。この検討調査では、LRTなどとの比較検討の結果、事業性などの観点からBRT導入を基本方針としてとりまとめ、平成27年9月にバス路線再編とBRTからなる新バスシステムを導入しました。この新バスシステムのバス路線再編では、都心部で重複していたバス路線を集約し、郊外路線にバスと運転士を再配置することで、バス交通ネットワークを効率化・維持する仕組みを構築しました。
しかし、BRT特有の専用走行路は、社会実験による検証を踏まえると安全面などの課題があり、専用走行路の実現が困難な状況から、昨年度に「BRT」という呼称を使用しないこととしました。
また今年3月には、新潟駅の高架下に整備した新潟駅バスターミナルが開業したことから、これまで鉄道で分断されていた南北市街地を一貫するバス路線を整備し、路線バスサービスのネットワークを最大限機能させるための取り組みを進めているところです。
こうしたことから、ご意見いただいたLRT導入は、現時点では計画しておりませんが、引き続き、地域の実情に合った持続可能な公共交通体系の実現に向けて取り組んでいきます。
回答日:令和6年5月
担当課:都市交通政策課
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