6 なぜ、BRTは新潟駅周辺しか走らないのか
最終更新日:2024年9月5日
受付日:令和6年5月 年齢:10歳代
ご意見・ご提案
なぜ、BRTは新潟駅周辺しか走らないのか、僕は疑問に思っています。
例えば、新潟駅から弥彦、角田山の登山口、岩室温泉前、新潟県内のショッピングモール、観光地やみんながよく行くところにバスを走らせれば、車で移動する機会が減り地球温暖化を少しでも遅らせることができます。その他にも観光地が活性化し、バスの利用者が増加して、経済的な効果もあります。
この意見がすぐ通るかわかりませんが、新潟県の未来にとても関わりのあることです。今はいろいろあって大変かもしれませんが、それは新潟県民も一緒です。これ以上新潟県から人を失わないようにどうかご検討よろしくお願いします。
回答
新潟市では、過去、郊外から新潟駅に集まるバスが多く、バス乗車人数の多少に関わらず、新潟駅周辺の道路は多くのバスで混雑していました。そのため、渋滞を招く原因にもなっており、バス自体も定時にバス停に到着しない事が多くありました。こうした新潟駅周辺とは相反して、バス利用者が少ない郊外部ではバスの減便などが進んでいたことから、郊外バス路線の維持と共に、新潟駅周辺のバス路線の集約と効率化を図ることを目的に、BRT(バス高速輸送システム)の仕組みを採用したバス路線の再編に取り組みました。
このBRTという仕組みは、高い輸送力と、定時性、速達性を目指すもので、新潟駅周辺に対して、一般的なバスの1.5倍の輸送力を持つ連節バスの導入、バスの数の適正化を行い、郊外バス路線にバスを再配置することにより、路線バスネットワーク全体の効率化を図るものです。
現在、新潟市で運行している連節バスは4台あり、その全てが新潟駅周辺の輸送力として必要不可欠なバスになります。
そのため、ご意見である新潟駅から弥彦山や岩室温泉、また、様々な観光地まで連節バスを走らせることは難しい状況です。連節バスは、一般的なバスとデザインも大きさも違うため注目度が高いバスではありますが、大量輸送を目的としたバスであるため、乗車人数も含め、それぞれの地域に適したバスの形が相応しいと考えています。
ご意見の一つでもある「観光地の活性化や経済効果」は大切な視点ですので、連節バスの走行とは違う方法での活性化策は検討していく必要があると感じています。また、環境・健康・経済の観点から、過度なマイカー依存からの脱却と、公共交通利用への転換を目標としたモビリティマネジメントについても、取り組んでいます。
引き続き、地域の実情に合った持続可能な公共交通の維持や、バス利用の促進に取り組んでいきます。
回答日:令和6年6月
担当課:都市交通政策課
このページの作成担当
〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775