水の恵みと暮らすまち にいがた(2022年8月7日号)
最終更新日:2022年8月7日
日本一の大河・信濃川がもたらす四季折々の自然は、水都新潟を象徴する風景です。この何物にも代え難い景観を災害から守り、安全で豊かな暮らしを支えているのが大河津分水と関屋分水です。
上流域で大雨が降ったときには増えた水量を2つの分水から直接日本海へ流すことにより、堤防の決壊を防いでいます。また、両分水の働きで下流域の水害が減ったことで越後平野に良質な農地や住宅地が増え、新幹線や高速道路などの交通網の整備にもつながりました。さらに本市の中心部では、河口付近の両岸の埋め立てにより市街地の一体的な発展が進んだほか、全国初の緩やかな堤防「信濃川やすらぎ堤」が整備され、まちなかで水に親しめる貴重な憩いの場となっています。
今月、大河津分水は通水100周年、関屋分水は通水50周年を迎えます。この節目を契機として、都心エリア「にいがた2km(ニキロ)」の中心に位置する水辺空間のさらなるにぎわい創出に取り組み、水の恵みと共にある「新潟らしい暮らし」を次の世代に引き継いでいきます。
新潟市長 中原 八一
市報にいがた2772号(令和4年8月7日)掲載
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