西区かがやき大使☆越乃リュウ通信12
最終更新日:2020年4月16日
スタートの春
緊急事態宣言の発令があり 新潟にも緊張感が漂っています。
今はやれることをやって皆で力を合わせて頑張っていきましょうね!
今月の越乃通信は
「宝塚受験」のお話を書いていこうと思います。
先月の通信で
宝塚に受かってしまい...とあえて書いたのですが
それは私が宝塚という世界を全く知らなかった事に始まります。
私が宝塚受験をすることになった経緯は
バレエの先生からの推薦でした。
「宝塚というところは 毎日踊っていられるのよ~受験してみたら」
当時の私は他の何よりもバレエが好きで
寝ても覚めてもバレエバレエの生活でした。
三度の飯よりバレエが好きということから
毎日踊っていられるとやらの舞台を
宝塚というもの見てみようと
東京宝塚劇場に行き 初観劇!
「おぉ 随分派手な舞台だなあ…
え 芝居があるの そんなこと聞いてないよー
私も芝居するの やだよそんなのー」
まだ受験するとも 入るとも決まってないのに
「宝塚なんてやだ」
私の心は決まりました。
頑固な性格ですので 嫌だと思ったらかたくなです…
ところが私の意思などは関係なく
宝塚を見に行った直後から宝塚受験のためと
周りの大人が動き始めたのです。
宝塚受験の項目はダンス 声楽 面接
声楽を習いに行く事が 勝手に決まってしまい
私の大好きなバレエの時間が削られます。
それにも腹を立て なおかつ声楽など
人前で声をだして歌うなど とんでもない!
恥ずかしい!やだ!
しかし私の意思など お構い無し...
人生経験としてまずはやってみなさい!
私がバレエを好きな理由のひとつに
表現をするのに しゃべらなくていい。
身体を使って表現をする 伝える というところが とても好きでした。
あの世界観が大好きでした。
人前に出て話したり歌ったりなど
私の中ではとんでもなく恥ずかしい事だったのです。
それほどまでに 人前で話す事が苦手でした。
(いや 今もです…)
そんな私は
恥ずかしい極みの「歌」」など やだ!
宝塚なんか受けないから 声楽なんてやらない。
こんな姿勢でした。
何日か声楽の教室に通ったある日
私のあまりのやる気の無さに先生から大目玉をくらい
雷を落とされます。
その時の私は
(なんでこんなに怒られなきゃならないの
私宝塚受験やりたいなんて一言も言ってないし
はぁ 悔しいわあ じゃあそんなに言うならやってやる!
私がすごいとこみせてやるよ!)
あぁ 書いてて恥ずかしいのですが
本当にこんな風に怒りがわき
なぜかやってやろうスイッチが入ったのです。
ですので 宝塚に入りたくて受験を頑張りました!
というテレビなどで流れるタイプの形ではなく
ひねくれ根性が功を奏したとでも言うのでしょうか…
この雷のおかげで 宝塚受験を合格することができたのです。
夢を壊すようで申し訳ないのですが
私の受験の経緯はこう でした。
人はどんな理由でも 本気のスイッチが入った途端
とてつもないエネルギーが出る事があるのでしょうね。
あの時あの時間があったから今があります。
それは時間が経てば経つほど痛感いたします。
新潟~宝塚生活~現在
急に宝塚という世界が私の人生に入ってきたように
何が起こるかわからないのが人生です。
当たり前の日常が当たり前ではなくなった今
改めていろんな事を見直す時間なのでしょうね。
私はそう思って今を過ごすようにしています。
新潟にも青空の日が増えてきて 花達も咲き誇っていますね。
ふるさと村の大きな花壇にさまざまなチューリップが元気に咲いている景色は 私のお気に入りの場所です。
今は遊びに行けないけれど 我慢の時です。
お家や道路脇の植物たちの生命力に癒されましょう。
そして
この春新しくスタートを切る皆さま
これからの未来が幸多からんことを願っています。
人生は何が起こるかわからないから おもしろいものなのです。
皆さんも希望を捨てずに一緒に頑張りましょうね!
越乃リュウ
新潟ふるさと村のチューリップ
いつかの新潟ふるさと村にて