アカマツ

最終更新日:2016年6月30日

樹木の季節現象 「その9 アカマツ」

 一年中、変わらずに生き生きした葉をつける姿から、けがれを清め、幸運をもたらす縁起のよい木とされてきました。お正月には、幸運を待つ(まつ→松)めでたい木の門松として、家の入口などに昔から置かれています。

 ところで、アカマツは名前のとおり、樹皮(木の表の皮)が赤い色をしています。樹皮が黒っぽい色をしたクロマツ(黒松)より、葉が細くてやわらかく、幹もスリムなことから女っぽく「雌松」とも呼ばれています。反対に、骨太でごつい感じのクロマツには、男っぽく「雄松」という別名がついています。

 里山の松はほとんどがアカマツで、クロマツは海岸沿いに木立をつくっています。近くを通ったら、マツの樹皮を注目して観察してみてください。

 去年の夏、本来のスマートなアカマツの姿とはかなり違う、ホウキを逆さにしたような形をしたアカマツに出会いました。
落葉樹のブナにはこのように変形したものがよく見られ、アガリコと呼ばれています。

 幹の切り口や折れ口から枝(子)が、何本も上にのびた(上がった)独特の形をしていることから、「上がり子(アガリコ)」と言われているようです。

 写真のアガリコは、秋葉神社の参道のそばに数本立っていた中の一本のアカマツです。
 どうしてアガリコができたのかは分かりませんが、アカマツのアガリコとの出会いは初めてだったので、ちょっとおどろきながらもシャッターをおしました。

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