ヒガラ
最終更新日:2016年7月1日
四季の鳥たち「冬の小鳥たち~ヒガラ」
ヒガラ(写真:小林信行さん)
冬のにいつ丘陵では、コナラなどの広葉樹林は、葉を落として寒々としています。一方で針葉樹のスギ林は黒々とし、マツ林がわずかにみどり色をしているようです。スギやマツは「樹木の季節現象」にも出ているので見てくださいね。
初夏に美しい声でさえずっていたキビタキやオオルリ、クロツグミなどは、寒い冬をさけて南の暖かいところにわたってしまいました。林の中はとても静かです。にいつ丘陵の鳥は、全部いなくなったのでしょうか。
にいつ丘陵の静かな林の中でも、冬の間針葉樹林などでひっそりと生活している小鳥たちがいます。そして春になると、高い山や北国へ帰って行きます。
にいつ丘陵は、野鳥にとって、冬の間多くの種類が生活する場所として、大切な自然環境となっているのですね。
それでは、それらの小鳥たちの中から、ヒガラを紹介しましょう。
キクイタダキやヒガラ は、厳しい冬をさけて、高い山から標高の低いにいつ丘陵などの林で冬を過ごします。
ヒガラは、シジュウカラやヤマガラ・コゲラなどと群れを作ります。シジュウカラより小さくてネクタイ模様(もよう)がありません。元気に林の中を移動しながら、木の幹や枝などにかくれているムシや、マツの実などを食べているのです。
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