式典
2006年10月15日、晴天の下、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の劇場にて、多くの市民が見守る中、記念すべき第1回安吾賞の授賞式が行われた。
安吾賞を射止めた野田秀樹さん、新潟市特別賞を受けた横田滋さん・早紀江さん夫妻、ともに緊張と喜びの表情で賞状、盾、副賞を受け取り、この受賞を栄誉に思うこと、そしてこれからの活動の励みとしたいことなどを表明した。
2006年10月15日、晴れの授賞式の開場を待つ。 |
主役の登場を待つ控室の記念パンフレット。 |
既成概念にとらわれなかった安吾にあやかり大胆なしつらいの舞台。左右には桜に見立てたツリー、安吾作品のタイトルをしたためた数百の短冊が飾られた。いよいよ授賞式が始まる。篠田昭新潟市長のあいさつ。 |
新潟市特別賞 横田滋さん・早紀江さん夫妻あいさつ。「新潟市の皆さまには大変お世話になり、こちらから感謝状を差し上げなければと思うほどですが、この度の受賞をさらに皆さまからの声援だと考え、お受けすることに致しました。一日も早い拉致問題の解決を目指して頑張って参ります。」と語った。 |
第1回安吾賞 野田秀樹さんあいさつ。 |
客席にて見守る選考委員各氏。 |
野田一夫選考委員長あいさつ。 |
中津川英子アナウンサーによるロングインタビュー。安吾が急逝した10ヶ月後に生を受けた野田さんは自らを安吾の生まれ変わりと語り、安吾との出会い、安吾への思い、舞台制作を貫く信念などを縦横無尽に語った。中でも、安吾作品を原作とした舞台『贋作・桜の森の満開の下』の制作秘話を披露し、その1シーンをぶっつけで再現するなど観客を魅了した。 |
新井満選考副委員長のスピーチ。天から見守っているであろう安吾の代理人として一編の詩を供して第1回安吾賞授賞式を締めくくった。 |
授賞式後のパーティでは、映画『白痴』の監督手塚真さんも加わり和やかに談笑。 |