式典
2008年2月9日、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の劇場にて。
次第
■記念講演「安吾さんとの想い出」半藤一利(作家)
■授与式
安吾賞:野口健(アルピニスト)
新潟市特別賞:カール・ベンクス(建築デザイナー)
■野口健トークライブ
☆劇場ロビーにて、野口氏がエベレスト清掃登山で回収したゴミを展示
つぼみをはらんだ桜の枝に、安吾の作品名がしたためられた短冊が揺れる。 |
主役の登場を待つ、賞状と楯、トロフィー。 |
記念講演会 |
文藝春秋の編集者として社会人のスタートを切った半藤さんの「初仕事」は、桐生市にあった安吾の家へ原稿を取りに行くことだったという。 |
篠田昭新潟市長あいさつ |
「第1回の受賞者が野田秀樹さんで、今回がアルピニストの野口健さん、このお二人の受賞者を並べれば、これはもう文学賞ではないということが明らかになると思います。 |
野田一夫選考委員長報告 |
「『安吾賞』というのは『生きざま賞』。日本を含め、各国には文学賞や科学賞などいろいろな賞がありますが、生きざま賞というのは新潟市が作った最初の賞ではないかと私は考えております。坂口安吾という、非常に個性的な人物がこの新潟で生まれ、日本国中に向かって様々な感銘を与えたわけです。 |
選考委員紹介 |
客席から紹介を受ける選考委員。 |
第2回安吾賞・新潟市特別賞 |
新潟市長より賞状を授与されるカール・ベンクスさん。 |
カール・ベンクスさんスピーチ |
第2回安吾賞 |
市長から賞状、野田一夫選考委員長から楯を授与され、市長と握手を交わす野口健さん。 |
石原慎太郎東京都知事からお祝いのメッセージが寄せられた。 |
野口健トークライブ |
落ちこぼれて悩んでいた高校時代に出会った、故・植村直己の著書『青春を山に賭けて』が冒険への入口だった。山に登ることで生きる目標を持つことができたと同時に、山に捨てられているゴミと遭遇したことが、また新たな人生の目標を与えてくれた。 |
クロージングスピーチ |
坂口綱男(選考委員・安吾長男) |
ロビー展示 |
エベレスト清掃登山で回収されたゴミが展示された。 |
「安吾賞記念ワッペン」が左胸に付けられた野口さんの防寒着。(2007年12月21日、東京での受賞者発表会で野口さんに贈られたワッペン) |
楽屋にて |
授賞式が無事終了し、それぞれが大役を終えて喜びに包まれていた。 |
写真左から:猪口孝選考委員、坂口綱男選考委員、野口健さん、古海正子選考委員、カール・ベンクスさん。 |